キャディのお母さんとお父さんが 羨ましいなぁ～

　　
　「ゴルフの人気が出ないのはライブで放映しないからだ」 という声を よく聞きますが、昨日の
「日本女子オープン」 の生放送を観て実感しましたネ。　しかもＮＨＫですから ＣＭもなしで、

最後の優勝者インタビューと表彰式まで観ることができました。　そうでした、ホールインワンも
初めて、ライブで観ましたネ。　とても堪能しました！

しかし また、とんでもない女子高校生が現れました！　三日目を終わってトップに立った
15歳の長野未祈さん （千葉・麗沢高１年） ではありません。　今度は この日で、17歳と
263日の畑岡奈紗さん （茨城・ルネサンス高３年） です ・・・　

　
　＜畑岡奈紗さん、凄かった！＞

通算４アンダーの280で国内女子公式戦初のアマチュア優勝です。　国内女子ツアー出場
４ 試合目での初優勝は、今大会と国内女子公式戦の史上最年少優勝の記録も更新しました。

また 16歳の西村優菜さん （大阪・大商大高１年） がイーブンパーの６位に、単独首位の
長野未祈さんは78 とスコアを崩しましたが、２オーバーの10位に、なんとベストテンに３人の

高校生が入りました。　優勝争いした堀琴音・柏原明日香プロ、初日トップだった森田遥
プロらは数年前、アマチュアとして森田理香子・成田美寿々プロらを脅かしていたんですが、
今や彼女らが高校生に脅かされることになっています。　たった数年前ですヨ、驚きますねぇ～　

　
　＜長野未祈さんのキャディはお父さんです＞

でも長野未祈さんは 三日目まで、15歳とは思えない落ち着きと安定したスイングで首位を
走っていましたが、最終日最終組のプレッシャーは予想を超えていたのでしょうネ。　

キャディーのお父さんである勝さんも、ここまで緊張した姿は初めて見たようで、体が動いて
おらず、驚くほど極限状態だったといいます。　自分のゴルフができず、悔しくて何度も涙を
ぬぐったそうですが、次に活かしてほしいですネ。　でも、これが普通の高校生ですよねぇ～　

　
　＜アリヤも何度も泣きました＞

逆転優勝した畑岡奈紗さんは、アリヤ・ジュタヌガン選手のように勝つまでには苦い経験が
沢山あったんですネ。　２年前の 「日本ジュニア選手権」 の決勝で、勝みなみさんに大逆転を

許して優勝を逃し、昨年10月の 「樋口久子Ｐｏｎｔａレディース」 では、２日目まで首位を守りながら
最終日にスコアを伸ばせず７位に終わっています。　今年６月の 「日本女子アマ選手権」 では、３日目を

65で回って２位に浮上しましたが、最終日で一歩及ばず２位でした。　これまでの悔しい経験を、
国内最高峰の大会で生かすことができ、見事に結実しました。　まだ17歳ですけどねぇ～ ・・・

　
　＜畑岡奈紗さんのキャディもお母さん、嬉しかったでしょう＞

最終日、ティーショット前に胸に手を当てて深呼吸して、何度もジャンプして体の緊張を解いていた
姿が印象的でした。　でも最終18番ホール （パー４） を迎える前に、ここでバーディーを取れば、
プレーオフには持ち込めると思ったといいますから、彼女は並の高校生ではありませんよネ。

日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長が畑岡奈紗さんを評して、「ショットのヘッドスピードの
速さと、腰をうまく回転させるフォームが良い。　それと冷静なコースマネジメントが素晴らしい。

　30年に１人出るかという逸材」 とベタ褒めでした。　世界に通用する選手に育ってほしいと
同時に、2020年の東京オリンピックの女子ゴルフが本当に楽しみになります ・・・　　



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