久しぶりにバンコクにあるドン・キホーテ1号店に行ってきました。 平日でしたが、お客は
そこそこ 入っていました。でも、コロナ禍の影響でしょう、以前の活気はありませんねぇ~
ただ、タイの富裕層の人たちでしょう、日本食料品を買いだめしているお客もおりましたネ。
この日だけでは判断できませんが、1・2階の売り場だけを見ると経済破綻を余り感じません。
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店内はお馴染みドン・キホーテのメロディーが流れ、棚にはぎっしりと商品が詰め込まれ、山積みに
された特定の商品が安売りされ、生鮮食品からコスプレ用品まで日本のドン・ホーテさながらの光景が
広がっているのは相変わらずです。 これに惑わされて繫盛しているように感じるのかも(苦笑)。
ただ、3階の日本食店のいくつかは、閉店に追い込まれたのかカツ丼屋などが閉まっていました。
また お昼時でも、どこもガラガラでしたネ。 土曜日曜は賑わっているんでしょうか ・・・
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1号店のトンロー店がオープンしたのが昨年2月、今年の3月に閉店した伊勢丹前に2号店を
出しています。これでアジア全域としては11店舗目となりますかネ。今後は、来年に2店舗を
オープンし、今後5年間でタイに計25の新しい店舗を開設することを目指す、としています。
現在、ドン・キホーテはシンガポールに7店舗出していますが、シンガポールでは、隣接する南部
マレーシアのジョホールバルの人口を入れても約600万人くらいです。ドン・キホーテが期待する
市場に限界が見えてしまいます。そこで約6,800万人を擁するタイへの進出を図ったのでしょうか?
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<シンガポールの7号店>
でも まさか、今年にコロナウイルスという嵐がやって来ようとは思いませんでしたでしょう。
タイミングが悪くなってしまいましたよねぇ~ ドン・キホーテだけではありません。どこの
企業でも今年度以降の全ての計画など立案した事項が狂ってしまい、四苦八苦の状態です。
タイの中核店としてのドンキ トンロー1号店は、当初 予想していた来店者数が、期待したほどは
伸びていないといいます。そこで相乗効果を高め、一気に売り上げを上げていくには、早期の多店舗
展開という攻めの戦略に出たという話も聞いたことがあります。 当然 コロナの来襲以前の話です。
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<バンコクにあるドンキ2号店のモール>
今後、タイをアジアにおけるドン・キホーテのハブにすることを目的として、ドンキ タイ社と社名や
株主など一部変更されたようですヨ。 ドン・キホーテだけではありませんが、試練が続きます。
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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ドン・キホーテの海外進出は、伊勢丹・バンコク店の撤退とは裏腹に、期待できるのではないでしょうか?
ドン・キホーテと言えば・・・創業者の安田隆夫氏が有名です。
29歳でバッタ屋を始めて、今日のドン・キホーテを創り上げた立志伝中の人物です。小売業界の風雲児と言ってもいいでしょう。
安田氏は1969年生まれで慶応大学法学部の出身です。
現在は、シンガポールに海外移住し、ドン・キホーテの東南アジア事業を統括しています。タイの店舗にも姿を見せています。
シンガポールでの自宅はセントーサ島にあり、セントーサゴルフクラブの目と鼻の先にあるようです。時価16億円の豪邸だそうです。
安田氏のシンガポールへの移住目的は、巨額な相続税逃れではないか?という勘繰りもありますが?
(安田氏の資産総額は2000億円、うち650億円円のドンキ株式を5年前にオランダの資産管理会社に移した)
ちなみに、ドン・キホーテは米国での事業にも注力しており、前社長であった大原氏がカリフォルニアに移住し、米国事業を統括しているようです。
https://ppih.co.jp/corp/founder/