タイのお正月ソンクラーンの水かけ祭りは、新型コロナウイルス禍で三年あまり我慢を
強いられていただけに、解禁される今年の水かけ祭りは、派手で賑やかになりそうです。
13日からですが、気が早いエリアでは今日から行なう準備を整えているといいますからネ。
タイ政府観光庁(TAT)は 観光客に関しても 大幅な増加を見込んでおり、外国人を含めて
4月には国内旅行と往来で 約1,700万〜2,000万人の移動があるだろうと意気込んでいます。
国内観光が盛り上がり、年間の観光消費額も増加することを 大いに期待しています ・・・
南部プーケットのTATでは、ソンクラーンで訪れる観光客がコロナ禍前の2019年を30%程度
上回ることを見込んでいるよう。また、ソンクラーン祭りの観光客増加に伴うプーケットの
観光収入が45億バーツ(約176億円)余りに のぼることにも期待しているらしいです。
タイの国際空港を管理するエアポート オブ タイランド(Airports of Thailand = AOT)では
ソンクラーンの休暇中だけで、タイ国の6つ(スワンナプーム・ドンムアン・チェンマイ・
チェンライ・プーケット・ハジャイ)の空港で、14,220 便(国際線7,500便・国内線6,720便)、
約237万人(約137万人が外国人・約100万人が国内線)の乗客が行き来すると予測しています。
ちなみに、2019年のパンデミック前のソンクラーン中に運航されたフライトの総数は、
17,440便で、コロナ前に較べ、今年は81.5%の回復ですから かなり順調に来ています。
反面、このソンクラーンと1月元旦の正月時期は、交通事故などで多くの死亡者が出ることも
毎度のこと。毎年 対策や予防策として同じようなキャンペーンや呼びかけを行なっていますが、
“アホか!” と思うほど交通事故死が減りません。 タイ国の一般人は何を考えているのやら。
タイ健康増進財団(Thai Health)の統計によると、ソンクラーンの期間中に交通事故で
亡くなる人の 51% が世帯主であり、死亡者の 53% は、自宅から半径5キロメートル
以内で交通事故が発生しています。いつものことで、これはバイクでの飲酒運転が原因。
今年の同財団が打ち出したキャンペーン名は「飲酒運転禁止。ほろ酔い気分は人を殺す」
ですって。少量のアルコールでもドライバーに及ぼす影響を強調しているんだそうです。
アルコールは人々の良心を奪い、自制心の欠如をもたらす とし、また 著名な僧侶を通じて、
“アルコールの影響によって人々は容易に『悪行を犯す』可能性がある” と付け加えています。
今更と思いますが、飲酒運転の罰則も引き上げられました。初犯の場合、最高で一年の懲役
または 5,000 ~ 20,000 バーツの罰金が科せられ、前回の違反から二年以内に再犯した場合は、
最長で二年の懲役、または 50,000 ~ 100,000 バーツの罰金が科せられます。100,000としても
約39万円です。 もっと上げても良いくらい! これでは タイの交通事故死 減りませんネ。
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