タイ国のコロナウイルス感染状況を週ごとに追っていると、新規感染者数は 一日平均は
増えています。ただ、同報告は入院や病院で検査した人数のみで、ATKでの結果や無症状者は
含まれていないので、実際には より多くの数の感染者がいるのではないか、と推測しています。
そんな中 入国管理局は、“2022 年1月1日から 12 月5 日までにタイ国へ約 978 万人の
外国人観光客の到着を記録した” ことを発表しました。これを受けてタイ国政府観光局の
ユタサック総裁(Mr. Yuthasak Supasorn)は、“年内に1,000万人の外国人観光客が、訪タイ
することになりそうです。まだ、コロナウイルスが完全に終結していない中であり、今年に
タイ国へ訪れたすべての観光客に、心からの感謝の意を表する” なんて、述べています。
この1,000万人を記念して「アメージング タイ 1,000 万 セレブレーション(Amazing
Thailand 10 Million Celebrations)」と称して、スワンナプーム国際空港へ1,000万人目に
到着した人に、最も幸運な観光客として『特別賞』を贈呈するそうですヨ。 タイ国って、
以前から、このようなセレモニーを結構 行なっていましたが、今回は3、4年ぶりですかネ?
ビフォーコロナに較べ、日本人の訪問者数は まだまだです。10月では、37,186人で
国籍別にすると13番目です。でも11月から12月には10番目に入って来るでしょう。
中国とロシアが消えてしまっていましたが、10月あたりからロシア人も増え、国別で11番目
(44,314人)になり、日本人より多くなって来ています。今年10月までの累計 約14万人と、
ビフォーコロナ(2019年)の148万人に較べると、10分の1程度ですが 増えて来ていますネ。
要因は、ウクライナ侵攻後に運休していたロシアとタイ国へのリゾート地を結ぶ定期便が、
10月に再開したほか、ロシアからのチャーター便も増えていることが理由だそうですヨ。
TATを先頭に観光業界は、タイ国への観光誘致に一生懸命であることに問題はありません。
ただ、欧州連合(EU)が査証(ビザ)発給を厳格化して、ロシア人観光客のEU域内への
受け入れを事実上制限している、或いは 多くの国の国際社会が経済制裁を科す中、タイ国の
ロシア人観光誘致は、冷ややかな目で見られていると、忠告する有識者もいるようです。
観光立国であるタイは、19年に4,000万人の3割を含めた中国人観光客が、ゼロコロナ政策に
よって、今だ見込めません。ロシアからの誘致を強めることで 補おうとしていると、海外の
一部で批判の声も … … ロシア人個人が 来タイしたいのであれば、良いと思いますけどネ。
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