一度はラウンドしてみたいホアヒンにあるブラックマウンテンGCのブランドアンバサダーを
務めるトンチャイ・ジェイディ選手の「PGAチャンピオンズツアー」での優勝は、同ゴルフ場に
とっても嬉しい勝利でしたでしょうネ。初めてのタイ人男子ゴルファーとしてタイゴルフ界に
歴史を作ったわけですから。同ゴルフ場の箔も付きますよネ。 昨日からの続きになります。
<ブラックマウンテンのFBでも祝っていました>
日本のゴルファーには、タイ国のプロゴルファーというと、日本のレギュラーツアー6勝、
シニアツアーで三年連続三度目の賞金王に輝くなど通算15勝しているプラヤド・マークセン
選手の方が知られていますよネ。 しかし、タイ国でのトンチャイ・ジェイディ選手は
「国民的英雄」という評価を得ており、ゴルフをしないタイ人でも知られた存在です。
<ロイヤル ホアヒンGCは国鉄ホアヒン駅前に>
タイのゴルフ史を紐解くと、ゴルフ場は国王ラマ6世の命で、王室の避暑地があるホアヒンに
ロイヤル ホアヒンGCが最初のコース(18ホール)として1924年の6月に造形されました。
タイ国では98年前から、一部の人たちの間で、ゴルフというスポーツは存在していました。
でも急速に富裕層に広まったのは、1973年(49年前)にナワタニ ゴルフコースがオープンし、
1975年にここで、70年の歴史を誇る「ワールドカップ」が開催されたことが大きな要因でしょう。
<ジョニー・ミラー選手>
この大会で優勝したのは米国PGAツアーで25勝しているジョニー・ミラー選手(当時28歳)
でした。 この頃からゴルフはアメリカ志向が強まり、1990年代に、お母さんがタイ人の
タイガー・ウッズ選手の出現で、ゴルフが次代の富裕層に火がついたのは間違いでしょう。
<お母さんのクルチダさんと>
そんな時代背景もあり、また トンチャイ選手はタイ国で初めて本格的に欧米に挑戦した
選手ということで、東南アジアやタイ国ではマークセン選手よりトンチャイ選手の評価が
高いのでしょうネ。 アジアンツアーでも通算13勝しておりアジアの第一人者です。
現在でも現役プレーヤーでありながら出身地であるタイ中部ロッブリー県内に、寮と
250ヤードのゴルフレンジを完備したゴルフアカデミーを設立しており、ジュニア育成にも
力を注いでいます。また保育園・小学校・中学校へのサポートも欠かさないと聞きます。
男子のローカルツアー「オール タイランド ゴルフツアー」では、アジアンツアーの下部
ツアーとの共催試合「トンチャイ ジャイディ 財団」という冠の大会も行なっています。
キラデク・アフィバーンラト選手初め、現在の若手プロがジュニアの頃から彼を敬い慕うのも
理解できます。これらの活動も、“ゴルフ界の国民的英雄” と言われる所以なんでしょうネ。
トンチャイ・ジャイディ選手のニックネームですか?
何を間違ったか、完全なミステイクで、訂正しました。
これからもよろしくお願いします。