やりましたねぇ~ タイ国のトンチャイ・ジェイディ選手(52)が、米国のシニアツアー
『PGAツアー チャンピオンズ』で、タイ勢男子では 初の米国ツアー優勝者に輝きました。
「アメリカンファミリーインシュランス選手権」の最終日が12日に、ウィスコンシン州の
ユニバーシティリッジGC(7,083ヤード・パー72)で行なわれ、トンチャイ・ジェイディ
選手が「68」で廻り、2位に1打差の通算14アンダーで、米国での念願初優勝を遂げました。
<念願の初優勝、嬉しいでしょう>
『PGAツアー チャンピオンズ』は、50歳以上の米国男子シニアツアーですが、1980年に
「シニアPGAツアー」として設立され、現在の正式名称「PGAツアー チャンピオンズ」に
変更されています。 そう言えば、青木功会長が確か 通算9勝をマークしていますネ。
トンチャイ選手は、昨年12月のクオリファイングスクール(QT)で2位に入り、PGAツアー
チャンピオンの出場権を獲得しています。三歳上のプラヤド・マークセン選手と共にタイ国の
ゴルフ界を引っ張って来ましたが、マークセン選手は日本とアジアンツアーを主戦場として
いるのと対象に、トンチャイ選手は、欧米とアジアンツアーを主戦場として来ました。
<二人は良きライバルでもあります>
シニアですが、タイの男子も米国で初めて勝ちましたネ。女子はアリヤ・ジュタヌガーン選手
初めとして、メジャー戦も含め何勝もしていますが、男子はまだでしたから。嬉しいでしょう。
32歳のキラデク・アフィバーンラト選手が、欧州ツアーで4勝しており、18年にタイ出身選手
として初の米国PGAツアーメンバー(レギュラーツアー)になっていますが、彼も未勝利です。
<欧州ツアーで2勝目のキラデク選手>
トンチャイ選手のプロ転向は30歳と遅いんですが、それまではタイ国の空軍に所属する
軍人でした。その時代からゴルフにハマっていたそうですが、プロを目指し、タイ中部
ロッブリー県にある軍所有の旧名ジョンポンポー ゴルフコースで、キャディをしながら
練習を重ね、腕を磨きプロになったことは、彼の伝説として つとに知られています。
<ISPS ハンダ ウェールズ オープンで初優勝>
アジアンツアーでは通算13勝を誇り、2012年の欧州ツアー「ISPSハンダ ウェールズ
オープン」で初タイトル。その後も優勝を重ね、アジアと欧州で通算18勝しています。
2年に一度開催される米国選抜と世界選抜の対抗戦である「プレジデンツカップ」の
2015年大会には、タイ人ゴルファーとして初めての出場をも果たしています。
タイ人男子として、米国で初の優勝を挙げて、さらに タイゴルフ史に名を刻みました。
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