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米国でトンチャイ選手が タイ人男子として初めて優勝!

2022年06月14日 | タイのゴルフ、あれこれ

 やりましたねぇ~ タイ国のトンチャイ・ジェイディ選手(52)が、米国のシニアツアー

『PGAツアー チャンピオンズ』で、タイ勢男子では 初の米国ツアー優勝者に輝きました。

 

「アメリカンファミリーインシュランス選手権」の最終日が12日に、ウィスコンシン州の

ユニバーシティリッジGC(7,083ヤード・パー72)で行なわれ、トンチャイ・ジェイディ

選手が「68」で廻り、2位に1打差の通算14アンダーで、米国での念願初優勝を遂げました。

 

 <念願の初優勝、嬉しいでしょう>

『PGAツアー チャンピオンズ』は、50歳以上の米国男子シニアツアーですが、1980年に

「シニアPGAツアー」として設立され、現在の正式名称「PGAツアー チャンピオンズ」に

変更されています。 そう言えば、青木功会長が確か 通算9勝をマークしていますネ。

 

トンチャイ選手は、昨年12月のクオリファイングスクール(QT)で2位に入り、PGAツアー

チャンピオンの出場権を獲得しています。三歳上のプラヤド・マークセン選手と共にタイ国の

 

ゴルフ界を引っ張って来ましたが、マークセン選手は日本とアジアンツアーを主戦場として

いるのと対象に、トンチャイ選手は、欧米とアジアンツアーを主戦場として来ました。

 

 <二人は良きライバルでもあります>

シニアですが、タイの男子も米国で初めて勝ちましたネ。女子はアリヤ・ジュタヌガーン選手

初めとして、メジャー戦も含め何勝もしていますが、男子はまだでしたから。嬉しいでしょう。

 

32歳のキラデク・アフィバーンラト選手が、欧州ツアーで4勝しており、18年にタイ出身選手

として初の米国PGAツアーメンバー(レギュラーツアー)になっていますが、彼も未勝利です。

 

 <欧州ツアーで2勝目のキラデク選手>

トンチャイ選手のプロ転向は30歳と遅いんですが、それまではタイ国の空軍に所属する

軍人でした。その時代からゴルフにハマっていたそうですが、プロを目指し、タイ中部

 

ロッブリー県にある軍所有の旧名ジョンポンポー ゴルフコースで、キャディをしながら

練習を重ね、腕を磨きプロになったことは、彼の伝説として つとに知られています。 

 

 <ISPS ハンダ ウェールズ オープンで初優勝>

アジアンツアーでは通算13勝を誇り、2012年の欧州ツアー「ISPSハンダ ウェールズ

オープン」で初タイトル。その後も優勝を重ね、アジアと欧州で通算18勝しています。

 

2年に一度開催される米国選抜と世界選抜の対抗戦である「プレジデンツカップ」の

2015年大会には、タイ人ゴルファーとして初めての出場をも果たしています。

タイ人男子として、米国で初の優勝を挙げて、さらに タイゴルフ史に名を刻みました。  



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