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大物警察官の逮捕! 今度はプラユット政権が心配です!

2014年11月27日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 今年、チュラロンコン大学経済学部のチームが行なった調査 (タイ国内の世帯主6,048人) で、
政府機関を 利用した際、賄賂を 要求された割合は、内務省土地局に次いで、警察は2位で、
その賄賂の平均額は、4,919バーツだったといいます。 昨日からの続きです ・・・・

このように一般市民も実感している警察の賄賂問題に、大物を 逮捕することで プラユット首相は
警察機関に大きなメスを 入れました。 この大物逮捕には、タイのマスコミも大騒ぎでした。

 

 しかし、大きな犠牲者も出ました。 多くの大佐クラスが取り調べを 受けましたが、その一人、
犯罪抑制部第1課長のアカラウット大佐が、捜査員の取り調べ後に 自殺してしまいました。

知人によりますと、大佐クラスは捜査に協力すれば逮捕を 免除し、しかも退職金や退職後の恩恵も
そのままにする、という交換条件が提示されていたというのです。 これもタイらしい交渉ですねぇ~

確かに課長クラスでは、逮捕者が出ていませんでした。 アカラウット大佐は 「そんな裏切り行為は
できない」 と思ったのでしょうか? 賄賂を 一掃しようという中で、非常に 悲しい出来事でした。

 

と思うと同時に 他の警察・軍関係の上層部は、大丈夫なのかと 心配を してしまいます。

 この賄賂問題の陣頭指揮を 取っているのは、タイ警察のソムヨット長官です。 記者会見で彼は
「捜査の進展にともない、逮捕者が更に増えるかも知れない」 と言っていますが、誰のことでしょう。

ソムヨット長官は、2008年5月末に中央捜査局長に就任し、同年10月に警察長官補佐、今年10月に
警察長官に昇進しました。 ところが、今年公開された何人かの警察高官の純資産で、彼も
3億5,586万バーツ (約12億8千万円) という資産を 持っており、何かと話題となった一人です。

 

“今度の新政権は、絶対的権力を 持っているので手加減はしない” と言っていますが、知人曰く
「まさか自分のことではないだろうな (笑)」 なんて 言っていたのが、ちょっと 気になります。

捜査は続いていますので、再度 警察高官の逮捕もありえます。 不正摘発を 進めれば進めるほど、
プラユット政権の株は騰がるでしょう。 しかし極端にやらないほうが良いような気がしますネ。

 せっかく世論調査などで、プラユット政権の支持は強く高いものがありますので、徐々に進め、
産業界の経済改革も進めなければいけません。 社会改革は進んでも、タイ国が生きていく経済
関連では、なんら特記すべき施政改革はないし、将来の具体的な構想を 発表していませんよネ。

 

急いで警察機構を いじめていると、“軍の汚職はどうなのだ、軍は誰が捜査するのか” なんてことに
成りかねませんヨ。 警察の大物になればなるほど、軍の賄賂や汚職も知っているでしょうからねぇ~

こんなこと、一介のロングステイヤーが心配しても、しょうがないし どうにもならないネ。
 ただ、ただ、プラユット政権を 心配しています。   


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