プロゴルフツアーの優勝者をみていると同時に、どんなキャディが付いたのか、いつも気になります。
「センチュリー21レディース」で、日本ツアー初参戦で通算17アンダーの大会記録を2打更新して
初優勝を飾った20歳のアマ、クリスティン・ギルマン選手。彼女のキャディは、十代のブレイデン・
ブルックス君でした。 今大会で20位に入ったアマ、シエラ・ブルックス選手(20)の弟だとか。

ギルマン選手にとっては、日本のプロトーナメントは初出場で、初めて回る瀬田ゴルフコースです。
米国とは雰囲気も芝も違えば、この蒸し暑さ。不慣れな地で様々な “ハンデ” をものともせず、
圧倒的な強さには、優秀なキャディが付いていたと思っていました。 誰もがそう思うでしょう。
ギルマン選手とシエラ選手は親友で、かつ10年ほど前から両家は親交があるといいます。
その関係から一緒に来日したブレイデン君にキャディをお願いしたというのです。
彼はゴルフをしますが、姉のシエラ選手より下手だそうです。だからか、ギルマン選手は自分でピンまでの
残りの距離を計測、グリーン上でも一人でラインを読み、一度も助言を貰わなかったというから驚きです。

<キャディを務めたブレイデン・ブルックス君>
16歳の14年に「全米女子アマ」を制し、2年前には新垣比菜プロらが出場した「トヨタ ジュニア
ゴルフ ワールドカップ」で個人とチームのダブル優勝を遂げているとはいえ、アマチュアですからネ。
過去の女子日本プロトーナメントで、日本人アマが初出場で初優勝を飾った例はありませんが、
日本人のジュニアなどアマチュア選手がプロツアーに出場する場合、精神面のフォローもあってか、
その両親がバックを担ぐことが多いですよネ。 或いは そのコースの優秀なハウス キャディかな。

<新垣比奈プロとお父さん>
また将来を嘱望されるジュニアなら、実績のあるコーチがキャディーを務めることも多いでしょう。
時には「手取り足取り」でのラウンドになって、二人三脚で戦っているケースを よく見かけます。
それを彼女は自分を信じてピンまでの距離の計測もパターのライン読みも全て1人でやったという
のですから、ここに凄さを感じません? そして あの落ち着いたプレーぶりです。呆れましたねぇ~

「過去にOBを打った記憶がない」というショットの正確性が大きな武器で、3日間を通じて安定した
ゴルフを見せました。が、一番驚かされるのは、性格の強さとゴルフの感性と判断力でしょうかネ。
現在、米国・タスカルーサ市にあるアラバマ州立大学でマーケティングを専攻しているという
ギルマン選手ですが、将来はLPGAで72勝もしているスウェーデンのアニカ・ソレンスタム

<藍ちゃんもアニカを目標にしていたな>
選手のようになりたいそうです。そう聞くと、ギルマン選手は彼女に似ているようにも思います。
また そんな大選手になれるようなクリスティン・ギルマン選手でした。
米国 期待の星の目標は「全米女子オープン優勝」とか。でも20年の東京五輪で5回目の来日に
なるやも知れません。 再度 日米の黄金世代の対決をオリンピックで観てみたいものです!


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