タイの離婚の裏事情？

　　
　奥さんに　「もし好きな人ができたら正直に言ってね」　と言われていた知人のタイ人が、
「彼女ができた」　と伝えて　ホントに離婚されてしまったそうです・・・　
笑うに笑えないタイの身近な出来事です。（苦笑）

ワタシなんぞ、何でも斜めから物事を見てしまうので、「最初から奥さんが離婚したくて罠をかけたのでは」
なんて　勘ぐってしまいますが、そうでも無いらしいんです…　でも普通　そんなこと奥さんに言います？

　

４人まで妻を持つことができる、あのマレーシアのイスラム教徒だって、２人目との結婚が法的効力を
持つ前に、第一夫人の承認を取り付ける必要があるんですヨ・・・　知っていました？

現にこの５月、マレーシアの与党幹部議員（51）が、第一夫人の承認を得ないで　第二夫人をめとった
として　イスラム裁判所に禁固一カ月と罰金1,000リンギ　（約27,300円）　の判決を言い渡されています。　

第二夫人の女優（31）も有罪判決を受け、女性の権利擁護団体から　同議員の辞職も要求されたとか…
一夫多妻を容認する宗教国だって、厳然たるルールが、ちゃんと存在するんですから・・・　そんなこと、
冗談でも言ってはいけません！　　　＜これって、タイには関係の無いお話しでしたネ＞

　

　離婚と云えば　タイ保健省管轄の精神衛生局長が、先の　「第9回世界精神衛生会議」　の席上、
タイでは、現在　約60％近くの家庭が　「不安定な状態」　であると、いう統計を発表していました・・・

なんでも理由として、夫婦の連帯感の欠如・信頼関係の不足などを挙げ、こうした家庭不和が
子供達を暴力や薬物の世界に導いていると指摘しています。　どこの国も悩みは一緒ですネ・・・

　

近年　タイでも離婚率は上昇を続けており、10年前は十人に一人の割合だったのが　今では十人に
三人の夫婦が離婚に至っている、という状況のようです。　これもどこの国も一緒です！　

　でも、タイの場合　離婚率について正式な数が掴めません。
なぜか？　時々　総務庁統計局などが、世界の統計から各国の離婚率が発表されます。　その数字は、
人口1,000人に対する一年間の離婚数なんですが、離婚数は法的記録又は届出数から数字を拾います。

　

タイでは他国ほど戸籍が重要視されておらず、事実婚・同棲も多く　必ずしも入籍をしませんので
どうしても総計の数字が低くなり、日本や各国との比較が難しくなります。　タイのシングル マザーの
戸籍にキズがついていない女性が多いのは、こんな所に要因があるのでしょう。

実際は　事実婚からの離婚も多く、こんな裏事情を知らず　数字だけ眺めて、国連調査では　
「敬虔な仏教国、タイでは離婚率は極端に小さい」　なんて、結論に結び付けちゃっています・・・　
　いずれにしましても、第一夫人に報告する内容に気をつけましょう！　



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