LCC(格安航空会社)・エアアジア タイに押され気味のタイ国際航空、日本乗り
入れ等を増便し頑張っています。 が、こういうことをやってはいけませんよネ。
10月11日のチューリッヒ発バンコク行きTG 971便で、同航空の機長が、乗客として
搭乗した同僚パイロット2人にファースクラスの座席を用意させるため、一般の乗客
2人にビジネスクラスに移ることを強要したというのです。ビジネスクラスの2人の乗客は
ファースクラスにアップグレードした後のことですから、そりぁ~ 乗客は怒りますよネ。

<タイ航空のファーストクラス>
なんでも、出張から帰る同航空会社のパイロット2人が搭乗することになり、どういう
思惑があったのか機長がアップグレードした乗客をビジネスクラスに戻らせたようです。
しかも、この騒ぎで同フライトの離陸が2時間以上も遅れてしまいました。 赤字が続く
会社はまずは、“お客ファースト” でなければいけませんよネ。 近年の赤字累積は ・・・

<タイ航空のラウンジ>
2013年120.5億バーツ(約416億円)、2014年156.1億バーツ(約539億円)、2015年130.7億バーツ
(約451億円)と多額の赤字が続き、経営再建に乗り出している最中です。2016年は収支がほぼトントン。
2017年は21.1億バーツ(約73億円)の赤字と、最近 ようやく赤字額が減ってきていました。
今年の1月~6月期は、売上高が前年同期比6%増の1007.1億バーツ(約3,474億円)でしたが、
最終損益は3.5億バーツ(約12億円)の赤字という状況ですからネ。
日本便を例にすれば、今年は増便するだけでなく、日本語吹き替えの映画本数も多くする、新鋭機
(エアバス社の新世代中型ワイドボディ旅客機)を日本路線に積極的に投入したり、成田発着便と
関西発着便では、総座席数504席を有する総2階建ての大型旅客機エアバスA380も投入しています。

<新社長に就任したスメート氏(53)>
昨年2月から社長不在が続いていましたが、今年9月 タイ国営不動産管理会社タナラック・
アセット・デベロップメント前社長のスメート氏が社長に就任し、立て直しの最中です。
スメート新社長に言いたいですネ。“いくら このようなサービスを強化しても、肝心要の基本を
忘れては意味がありませんよ” と。 以前の日本航空のようにスタッフも意識改革しないと。

タイ航空のパイロットが社用で搭乗する際は、座席の空きがあればファーストクラスを利用できると
いう社内ルールがあるそうです。しかし、この日のチューリッヒ発バンコク行きTG 971便のファースト
クラスは満席のため、急遽TG 971に搭乗することになった2人の非番のパイロットは、ファースト
クラスの利用が出来ないはずでした。これを強引にお客に変更を迫ったというのは許されませんよネ。
タイ国際航空の話 まだ したいのですが、長くなりますので明日に続きます ・・・


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