機長にビジネスクラスに移るよう強要された2人は、すでに席に着いており、
納得せず、移動を拒否しました。 当然ですよネ。 昨日からの続きです ・・・・
この時の ”移動する、移動しない” のやりとで、出発が2時間送れることになりました。
結局 乗客2人は、これ以上 飛行機が遅れてはいけないと、ビジネスクラスに移動することになり、
非番パイロットがファーストクラスに座ることになったというのです。 これは酷い話ですよネ。

これに怒った乗客は、ことのてん末をインターネットの交流サイト(SNS)に投稿したところ、タイの
メディアが大きく報じて、世間に知られることとなりました。投稿したから知られましたが、今までも
きっと、このようなケースは多かったんではと推測されます。こういう点はネット社会の良い所かな。
ネット上には「機長は空の上に長くい過ぎて、自分を天使だと思っているのか」「赤字の航空会社が
やることか」「完全な民営化にして半官半民体制を倒産させろ」といった批判が殺到しているそうです。

タイ航空のスメート社長は18日、声明を出し「プロの仕事ではなかった」として同便の乗客に謝罪。
席の移動を強いられた乗客には直接会って謝る考えを示しています。また、「会社のイメージに
影響する重大な事案」であり、再発防止に向け、事実関係をさらに調査すると表明もしました。
機長という役職が特権階級でもあるかのように、まだ勘違いしているスタッフもいるんでしょうネ。
タイ国際航空はタイを代表する大企業の一つで、スワンナプーム国際空港をハブ空港とする
タイの「フラッグ・キャリア」です。世界でも有数の規模を持つ航空会社でもあります。

1959年(59年前)、国内航空会社「タイ航空(70%)」と「スカンジナビア航空(SAS―30%)」
との合弁会社として設立されました。60年に国際線の運航を開始し、71年にオーストラリアに、
72年にヨーロッパに、80年には北アメリカへの運航を開始しネットワークを拡充してきました。
77年にタイ政府が全株式を取得後、88年に改めて「タイ航空」と合併。その後株式を一部公開し半官半民
事業会社となりました。株主のほとんどは王室か政府だとか。そろそろ民営化にする時期かも知れません。

今回の騒動は、近年 赤字が続くなか、今年9月に社長として就任したスメート氏が、再建に
取り組んでいる矢先の出来事でした。スメート氏はタイ最大の娯楽企業GMMグラミーの最高
執行責任者(COO)なども務めたと聞きますから、その手腕に期待がかかります。タイ航空は
格安航空会社との競争激化や燃油費の上昇などで、収益の立て直しが最大の課題になっています。

でも今回の件で、タイ・パイロット協会のメンバーは、タイ航空のパイロットが社用で搭乗する場合、
席が空いていればファーストクラスが利用できると社則で定められていると、まだ主張しているよう。
“譲歩し続ければ、席どころか立つ場所もなくなる” として、一方的な報道に対し法的措置をとる
考えを示しているといいます。やっぱり勘違いしていますネ。 何をか言わんや です。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



まるで、倒産する前のJALのパイロットみたいです。
今回問題を起こした機長以上に呆れさせたのが、タイ・パイロット協会の戯言です。
この協会は、タイ国際航空のパイロットで構成された団体なんでしょうか?
スメート新社長の初仕事は・・・タイ航空のパイロットが社用で搭乗する場合、席が空いていればエコノミークラスが利用できる、席が空いていない場合は、補助席を利用できる、と社則を変更することですね!
東南アジアの空は、今や完全にLCCのエアアジアの天下にあります。エアアジア以外にもベトナムのべトジェットなどが勢力を急拡大させています。
今や、マレーシアではエアアジアがマレーシア航空を凌駕し、ベトナムでもベトジェットがJALと提携し、ANAと提携するベトナム航空を急速に追い上げています。
タイでも、エアアジアが急拡大し、国内線はほぼエアアジアの天下になり、TGは長距離国際路線にしか生存価値が無くなっています。
TGは1日も早く民営化し、JALのように倒産しないと、社員の親方日の丸気質が抜けず、覚醒しないと思われます。
スメート新社長には小手先の収益改善策ではなく、JAL倒産のようなショック療法を期待します。
http://news.livedoor.com/article/detail/4697867/
これからも宜しくお願いします。