日本では安倍内閣が、これまで5年余り「女性活躍の旗を高く掲げ、様々な政策を講じて、
その結果、女性就業者は200万人増加した」。「25歳以上の全ての世代で 女性の就業率は、
今では米国を上回り、女性役員も2倍以上に増えた」と声 高々に叫んでいます。
日本の女性の地位も、タイに近づいてきたなぁ~ と思っていた矢先、タイでこんなニュースが
流れていて ちょっと意外。もし本当なら世界情勢と逆の方向へ行っていると、誰もが思います。
警察幹部を養成する「タイ警察士官学校」は、“来年から女性の入校は許可せず、男性に限る”
という通知を出ました。その理由が明らかにされておらずに、ちょっとした波紋を呼んでいるよう。
現在 ナコンパトム県にある同士官学校は、1901年に設立され2009年に女性の入学が許可される
ようになり、これまで約700人の婦人警官を生み出してきました。 今回の新方針である女性の
入校不可については、平等という時代の流れに逆行するとの意見や女性警察官がいなくなることに
よる女性や子供の被害者への対応が悪化するとの声も上がっています。 そりぁ~ そう、同感です。
最近の日本では、日本医科大の不正入試が明らかになり、女性が合格しにくいように点数
操作をして、男女平等の観点からも批判されていましたよネ。その理由は、“女性の医師は
年齢を重ねれば結婚や出産により、医師としての稼働率が下がる” と説明していました。これには
「昔の日本に戻りつつある。世界の常識から逆行している」と大批判を浴びていました。当然です。
でも、タイでは それ以上にレベルは低く、警察学校へ女性が入学できないんですからネ。
これは女性差別そのもので、これではタイには女性警察官はいなくなってしまいます。
現在、タイの女性労働力は全体の45%を占め、アジアでも最も高い割合を占めています。
ですが、現在の警察で働いている女性の割合は8%ですから、普通の職業からすれば極端に
低いのが現状です。 それが、これからは激減し 居なくなってしまいます。 なぜ? ・・・
タイに40年以上住んでいる先輩にメールで感想を聞いたところ、こんなことが考えられると ・・・
* 警察幹部は異動が多くなるが、女性幹部は家庭の事情で異動命令に従えず、退職してしまう。
* 女性幹部は犯行現場よりも、屋内での証拠品捜査などに従事することが多く、一般大卒の女性でも対応できる。
* 警察士官学校入校の前に、高校レベルに相当する「タイ国軍士官学校予科」を卒業することが
必須だが、その学校予科が女性の受け入れを制限する方針であり、それに歩調を合わせている。
それぞれ考えられることですが、実際は 他の理由ではないかと思います。長くなりますので明日に …
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