昨日のブログで「14日午後、ワチラロンコン国王ら家族が乗った車列が、デモ隊の近くを
通過した時は、現場に緊張が走ったが、警備隊とにらみ合いだけに終わった」と書きました。
しかし実は、このことが切っ掛けとなって「バンコク都での5人以上の集会を禁止する」という
抗議デモの過熱を防ぐ緊急措置として、緊急事態宣言に至ったよう。まさに “恐怖を生じさせる
行為であり国家の安全保障に悪影響を与える” と、タイ政府当局は 捉えたのでしょう。
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民主化運動を要求するデモ隊は集会後、さらに政府に訴えようと民主記念塔から首相府へ
移動しようとしました。が、数万人という大人数の為、いくつかのルートでグループ毎に
移動をしました。ところが、その内の1グループが、公務を終えて王宮に戻るところだった
ワチラロンコン国王ファミリーの車列に出会ってしまったと ・・・ 偶然だった といいます。
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そこでデモ隊は、難なく道を開ければ問題なかったんですが、一部の若者が車列の前を塞ぎ、
民主化のシンボルである三本指を立て、王室を批判する言葉を発したというのです。警備中の
警官隊が割って入り、車列は通行できましたが、これには王室も政府も怒り、プラユット首相も
「5人以上の集会禁止」という強硬姿勢(緊急事態宣言)を取らざるを得なくなったようです。
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しかし、永くタイ国に接し 見てきましたが、“王室の車列を市民が 批判しながら止めてしまう”
なんて、考えられない一大事でしたネ。王室を一途に敬愛しているお年寄りは、脳震とうを
起こしたのではないでしょうか。その年代の人たちには、まったく考えられない行為です。
盛り上がってしまった民主化運動ですが、今日16日も午後から行なわれるようです。昨日も
そうですが「5人以上の集会禁止」という政府が決めた規律に反しています。このまま黙って
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見逃していたら、言葉は悪いですが、政府はデモ隊に “なめられてしまう” でしょう。
プラユット首相は どう対応するのか、今日午後の大規模になる集会が気になります。
ところで昨日、当ブログに王室の実名を添えながら、タイ王室に対し失礼極まりない投稿が、
いくつか寄せられ、ある方面の方々から注意を受けました。批判することと悪態をつくことは
違います。既にそれらは削除していますが、くれぐれも、そのようなコメントはお控え下さいませ。
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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