タイ国新首相の座は誰の手に？

10日の夜遅くに、タイに入りました。（嬉）

ワタクシは飛行機の旅が大好きですから、日本を出る前日からルンルン気分で成田空港まで、そして
約6時間の飛行共々楽しく空の旅を続けられます。6時間の飛行が辛いという方も多い中ワタクシは、
なんのその　出発までの待ち時間さえ楽しめます。（笑）

さて、タイに入るとなると気になりますのが「タイの政情」ですよネ。確か今だ「非常事態宣言下」だと
思うんですが、バンコク市内は、なんら変わった事も無く、平穏無事ないつもと同じ街の様相です。日本で
報じられているタイのガタガタ政情が嘘のように、まったく平常です。まぁ～これもタイらしいことなんですが・・

首相失職に伴って内閣も総辞職している訳ですが、現行の政治はどうしているんでしょう？素朴な質問です！

今は、新首相と新閣僚を選出するまで、政治的空白を作らないようにと、ソムチャイ副首相兼教育相が
首相を代行し、また現閣僚は暫定閣僚として各省の業務を継続、進行しているとの事です。ちと一安心です。

料理番組の出演が憲法違反として、首相を失職したサマック氏ですが、今日にも行なわれる首相指名で、
どうやら連立与党はサマック氏を再度首相に指名するのでと観測されています。が、再任となれば政治・
経済の混乱は解決しないでしょうにネ。

他の候補者としては、ソムポン副首相兼法相やら唯一のライバル野党である民主党と、挙国一致内閣を
造ろうという施策も飛び出しているようです。しかし　この場合は首相の椅子を民主党のアビシット党首と
サマック氏が争う形となってしまいます。

いずれにしましても今日にも新首相が誕生する訳ですが、一刻も早く政情・政局の修復を願いたいものです。

タイ商工会議所は、同国の政局混乱がさらに一ヶ月長引いた場合、タイ経済に400億～620億バーツ
（約1280億円～1984億円）の損失が生じ、2008年の経済成長率が5％を下回る可能性があるとの
見方を示しています。

また　タイ国政府観光庁(TAT)も反政府活動が長引いた場合、今年の観光収入は最大で前年比約5%減、
金額にして320億バーツ（約1024億円）程度落ち込む可能性があると発表しています。特に韓国では政府
自ら「タイへの旅行を止めるよう」にと、危険な国に指名しましたので、現在　韓国人観光客は激減だそうです。
それに合わせてか中国人も減っているようですヨ。

特に、一時プーケット、ハジャイ、クラビの3空港がデモ隊に占拠、閉鎖される事態となった南部では、
観光客が30%減少、協会加盟ホテルで今月開かれる予定だったセミナーがすべてキャンセルされたと聞きました。

日本人であるワタクシが、余りにタイ国を心配するのも不自然でしょうが、一刻も早く事態を収拾して欲しく思います。

憲法裁判で違法と成されたサマック氏を再び首相に選ぶことに経済界や労働団体　及び　有識者、与党の
幹部らも反対意見が相次いでいるとも言われます。そうですよネ。さらなる混乱を招く可能性が高いんですから。
どうなることやら？？

追伸
＜12日に予定されていた首相指名選挙を、連立与党の議員多数が欠席した為17日に延期されたようです。＞


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