反政府デモが続くタイで2日、総選挙 (下院・定数500・小選挙区375) が行なわれました。
有権者数約4,877万人・全国77都県の計9万3,305ヵ所の投票所で、反政府派による首都バンコクと
タイ南部を 中心に、投票を 組織的に妨害することが予想され、また 衝突による混乱に備える為、
10万人余りの警官や兵士を 動員して、厳重な警戒態勢で選挙が実施されました。 その結果 ・・・
<反政府と警察との衝突はなく良かったですネ…>
反政府派の一部が投票所周辺の道路を 占拠するなど、バンコクでは488カ所の投票所が閉鎖され、
立候補届出が妨害された南部の9県など、選挙区の1~2割に当る37~75選挙区で、全く投票
不能の選挙となりました。 こうした地区では、後日 やり直しの選挙が実施されるようです。
選挙自体が無効になる可能性も出てきていますが、9割近い県で投票はスムーズに行なわれ国民の
過半数を 占める農村部を 支持基盤としているインラック政権・与党の勝利は確実視されています。
選挙管理委員会は、開票作業に懸命ですが やり直しの選挙結果と合わせ公表するとしています。
全てが出そろうには数カ月かかると見られ、政情不安は トンネルから抜け出せそうもありませんネ。
<なんとか選挙を 乗り越えたけど、インラック首相…>
また 選挙結果が確定し、新たな政府や議会を 発足させるまで数カ月はかかるでしょうから、
デモが収まる気配は毛頭なく、政治空白も さらに 長期化するのは確実でしょうネ。
ですが、タイの総選挙を 阻止するため 投票日に合わせて、首都バンコクを 「完全に封鎖する」 と
反タクシン元首相派が呼び掛けていた大規模反政府デモは不発に終わった、と言っていいでしょう。
反タクシン派によるデモは、昨年12月のピーク時には 警察の推計で約30万人に達しましたが、その後
減少傾向が続いており、警察によると、2日のデモ参加者は 午後6時で推計約1万3千人に留まりました。
前日に 一部、銃撃戦があり 7名前後の負傷者が出たようですが、2日夜の段階で大きな衝突は
起きていません。 普段でも銃による事件が多いタイの事情を 鑑みれば、これしきの銃撃戦は 選挙前に
大騒ぎしたわりには、小さな衝突でしょう ・・・・ あくまで、3日の朝7時現在の話ですヨ。
それより安心したのは軍の動向ですネ。 プラユット陸軍司令官ら陸海空の3軍司令官とタナサク国軍
最高司令官がそろって投票したことです。 軍によるクーデターが心配される中、軍のトップが民主的な
<プラユット陸軍司令官は…>
プロセスを 尊重する姿勢を、示したことは何よりです。 軍事クーデターによるインラク政権の転覆は
少なくとも当面の間、可能性が低くなりましたからねぇ~ タイの有識者もホッとしていることでしょう。
皮肉にも、旅行のクチコミサイト・フォートラベルが実施したアンケート調査 (有効回答数1,978件、
13年12月26日~14年1月6日) で、「14年に行きたい旅行先」 の1位はタイでした。 「遺跡巡り」
<私たちもタイのゴルフが大好きです、な~んてネ…>
「リゾートでのんびりしたい」 「ゴルフやダイビングを 楽しみたい」 等、目的は、様々ですが、
政情不安にもかかわらず、安定した人気を 示したとか。 報道で騒がれているのに意外です。
ちなみに、2位はスペインとフランス、4位は米国とドイツ だったそうですが、クーデターでも
起きたら 一度に 1位の座は、転落でしょう ・・・ また 変化がありましたら書きますネ。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
危険な状況であれば中止しましたが、このブログやいろいろな情報を収集して安全を確信して出発しました。
シーロムのホテル近辺やゴルフ、観光なども一切問題まりませんでした。
毎日このブログを楽しみに読んでいますが、今回の旅行ではバンコクの状況を知るのにも大変参考になりました。
本当に感謝しています。
一国の首都に「非常事態宣言」ですよ。日本では考えられないことです。何かが起こる、何かが起こっても不思議ではない、という判断から政府が発表しているのです。政府もできることなら宣言など出したくないでしょうが、それほど事態は緊迫しているのです。個人旅行ならあくまでも「自己責任」ですから文句は言いませんが、デモ地域や周辺の観光地を、平時と変わらぬ無用心さで歩いている日本人を見ると、「私たちだけは大丈夫」という日本人特有の平和ボケを感じられずにはいられません。せめてシーロム、アソーク、ラチャプラソン、パトムワンの各交差点からデモ隊が引き上げるまで、または非常事態宣言が撤回されるまではバンコク旅行は控えたほうがよいと思います。
ひとつ終わればまた新たな問題が起きて
先が見えないどころかますます暗くなっていそうです。
報道ではコメ問題でまたもや封鎖とか?
どうしたら終わるのでしょうね。
観光客激減でしょうがゴルフ場は客来てますか?
バンコクの投票所の投票用紙には、「インラック 早く出ていけ」「タクシンファミリー いい加減にしろ」とか、立候補者名以外の書き込みが多数あったそうです。
今回の総選挙では最大野党が出ていないので、事実上、インラック政権への信任投票でしたが、投票率や内容をみると、インラック政権には厳しい結果となったようです。
■投票率低調、5割切る=政権批判で棄権か―タイ総選挙 時事通信 2月3日(月)19時13分配信
2日投票が行われたタイ総選挙(下院、定数500)の投票率が前回2011年の総選挙を大きく下回り、5割を切ったことが3日、分かった。
インラック政権に批判的な有権者の多くが棄権に回った結果とみられる。
選挙管理委員会によると、反タクシン元首相派の妨害で県内全ての投票が中止となった南部9県を除いた投票率(68県)は45.8%にとどまった。
11年総選挙の投票率(全77県)は75%だった。
反タクシン色の強い首都バンコクでは26.1%と、前回選挙の71.6%から激減。
反タクシン派指導者のステープ元副首相が呼び掛けた投票ボイコットに多くのバンコク市民が応じたとみられる。
また、タクシン氏と妹のインラック首相の地元である北部のチェンマイ県で54.7%だったのをはじめ、タクシン派を支えてきた北部と東北部でも全体的に投票率は伸びなかった。
タクシン派の足元も揺らいでいる様子がうかがえる。
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「いつものこと、大丈夫」 と いう意見と、「いやいや危険だから行くのは止めとけ」 という意見に ・・・
この辺を 今度、ブログに書きますね。