タイは ”酔ったら乗るな” って？

　
　日本から来た知人たちと、今やバンコク市の名物となったセントラルワールド前のビアガーデンに
行ってきました・・・　ビールメーカー毎に立ち並ぶブースとガーデン、今やステージ設置も常識ですから
ガンガンと歌とバンドも激しく、静かには飲めませんが・・・

今年はハイネケンが出ていませんでしたネ、代わりにドイツのビール、フェーダーブロイ（Federbrau）　が
出ていました。ビア・チャーンやメコンウイスキーでお馴染みのタイ・ビバレッジ社が出しているビールです。

　　　　　　　　
＜赤い羽根＞　　　　　　　　　　　　＜　フェーダーブロイのガーデン　＞

最近　バレーボール・タイ代表チームのスポンサーなったり、露出度が大きくなってきました。赤い羽根を
ロゴマークにして、タイ・ビバレッジ社がプレミアムビールとして売り出し中のビールです。

　その他　シンハ、チャーン、タイガービールも出ていましたが、ワタシ達は勿論　シンハのガーデンへ、
心なしか　シンハビールが一番混んでいましたネ、どこのガーデンも入り口でクーポンを買うんですが、
シンハビールの前では行列をつくって並んでいました、っけ。　（アサヒはシンハの中での商売でした）

　
　　＜　シンハは大変な行列でした　＞

　タイ人もビールが好きなんですねぇ～　そう云えば、昨年の世界のビール消費量が報告されていました。

なんでも、アジアのビール消費量が、初めて欧州を上回ったそうですヨ、キリン食生活文化研究所の
調べによりますと、不況が続いていることが響き　前年比0.8％ダウンの欧州に較べ、中国やベトナム、
フィリピンなどの伸びで、3.0％アップのアジアが世界市場で際立っているとか・・・

世界全体では、1.2％増の1億7,806万キロリットル、23年連続で前年を上回り　東京ドーム144杯分に
当たると聞きました。 しかし　ビールの消費量でもアジアが欧米を上回って、国々の勢いを感じます。　

　因みに、国別ビール消費量を東京ドーム分で表すと、6年連続で中国の33杯分がトップ、2位が米国の
20杯分、3位がロシアの8.8杯分、日本は4.9杯分の7位、タイは1.5杯分で20位でした。

　　
　　＜　ドーム一杯分が123.6万リットル　＞

　まぁ～　どこの国も一緒でしょうが、タイ国もご多分に漏れず、アルコールでは大きな社会問題を
抱えています・・・　それは、飲酒運転事故と未成年者の飲料ですネ！　

　特に、行楽や帰省で大勢の人が車で出かける　タイのお正月や年末年始の飲酒運転が酷く、
昨年末から今年初めも一日平均607件の交通事故が発生しましたが、そのうち飲酒運転が約41％を
占めたとの事です。飲酒運転による交通事故は増加の一途をたどっているようですヨ。

多発している飲酒運転事故に厳しい姿勢で臨む必要があるとして、飲酒運転撲滅キャンペーンを推進する
「反飲酒運転基金」　などは、飲酒運転による禁固刑に執行猶予をつけるな！　なんて叫んでいるようです。

　でも　タイは　まだまだ　“酔ったら乗るな”　で　「酔うまで飲んでいい」　という感覚でしょうかネ？
ビアガーデンもいいですが、　“飲んだら乗るな”　にしないといけません！


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