タイと日本の共通点、って？

大手カード会社、マスターカード・インターナショナルが、カード会社らしい調査を報告しています。

アジア太平洋地域の14市場を対象に「景気動向についての消費者意識調査」を実施した結果、日本とタイが下位に
低迷しています。（調査は2008年9月に各国市場の消費者6,019人を対象に実施）今後6カ月の雇用、景気、収入、
株式市場、生活の質の5項目を0～100の数値で評価し、指数が高いほど信頼度が高い、という調査だそうです。

日本が最下位、タイがブービーでしたが、両国とも一つだけ共通点があります。お解かりですか？

そうです！　両国ともここ数年で3人の首相が変わっているんですネ・・・　政局の中身や流れは違いますが、国の
リーダー不在は確かなようで、こんなことも経済の信頼度の指数が低くなる大きな要因でもあるでしょう。全体的にも
2009年上半期についての指数は低下していますが、上位になっている国々のリーダーはドッカリと安定しています。

指数が50以上だったのは、ベトナム88．1（半年前86.2）、中国76．6（同82.7）、インド63．9（同82．1）、シンガポール
62．3（87．3）の4市場で、日本は17．2（(同29)、タイは26．3（同23．7）だったそうです。

タイは、タクシン元首相派の現政権と反タクシン派の抗争で街頭デモや暴力事件が相次ぎ、カンボジアとの国境交戦もあり、
政情・国情が極めて不安定になっていることが起因しているでしょう。いつまでも、なかなか解決せず困ったモンです！
日本は日本で新首相の麻生さんが失態を繰返して、支持率を急激に下げています。

処で、タクシン元首相が32年間連れ添ったポチャマン夫人と離婚しましたネ。

離婚届は先週、在香港タイ総領事館に提出してタイ政府もこれを確認したというニュースが流れていました。タクシン氏の
政界入りに伴い、夫人名義に書き換えられた巨額の資産・財産を守る為に便宜上離婚したにすぎないと、噂されています。
この離婚によって、ポチャマン元夫人の英国ビザが取得可能になる、とも言われています・・・

現在　タクシン氏はアラブ首長国連邦のドバイに滞在中だそうですが、12月14日にバンコク都内の国立競技場で開催される
政府支持集会で、又もやタクシン氏がドバイからメッセージを伝える予定だ、という情報も流れているようです。

もう　いい加減に口出しは止めて欲しいでしょうにネ。去る11月1日に都内の競技場で開催された大規模な政府支持集会で
タクシン氏が電話参加し、その発言が物議を醸し出したばかりですヨ・・・　もう～　止めて！と思っている人も多いでしょう。
これもタイ国には他にリーダーが居ない証ですよネ。　　いつまで経ってもタクシン氏です。

あっ、そうそう！　若くて人気もあり将来の首相候補である、あのアピラック・バンコク都知事（47）＜野党民主党副党首＞も
バンコク都庁の消防車購入をめぐる汚職疑惑で辞意を表明しています。アピラック氏は10月の都知事選で再選され2期目に
入ったばかりですヨ。ガラヤニ王女の国葬儀典が終了後に辞任となるようです・・・　また1月の初めに選挙だそうです。
我々、外国人から見ていても、”また選挙？もうウンザリ”です・・・　　タイは完全にリーダー不足でしょう！　


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