岸田文雄首相は5月1日午後、ベトナムのグエン・フー・チョン党書記長と会談後、政府
専用機でタイ国 バンコクのドンムアン空港に到着。2日、プラユット首相と会談しました。
岸田首相は4月23日に熊本県で開催された「第四回 アジア・太平洋水サミット」において
カンボジア・ラオスとの各国首脳と会談しており、29日にインドネシア、5月1日に
ベトナム、そしてタイ国と、東南アジアの首脳との会談は五カ国目となりました。
タイ国での宿泊先は在タイ日本大使館のあるワイヤレス通りにあるコンラッド バンコク
ホテルでした。1日に到着後、梨田和也 駐タイ日本大使らと打合せを兼ねた夕食を取られ、
また、2日には、バンコク日本人商工会議所の幹部の方々との昼食会も行ないました。
同日、日タイ経済関係の発展の為のタイ財界人との意見交換、そして、タイ人の若い
技術者を養成する為に、日本の支援によって2019年に設立された「キングモンクット工科
大学ラカバン校高専を視察しました。 タイ国では岸田総理、なかなかは精力的でしたネ。
日本の首相がタイ国へ訪問したのは9年ぶりになりますので 随分と ご無沙汰でした(苦笑)。
そういえば、今年で日タイ修好135周年になるんですネ。タイミング良い岸田首相の訪タイです。
岸田総理は2日、バンコク都にある首相府にて日本時間の午後6時すぎからプラユット首相と
約二時間余りの首脳会談を行ないました。欧州歴訪の主な議題であるウクライナ情勢について
<各国とも、本音は述べていないようですが ・・・>
いかなる地域でも主権や領土の一体性の侵害、力による一方的な現状変更、それに大量破壊
兵器による威嚇や使用に反対していくことで一致したようです。
その他、新型コロナ対策に対し、500億円の円借款や検疫体制を強化するための機材の支援 …
等々、様々な課題に合意したようですが、プラユット首相からの提案が注目されます。
岸田首相が、“プラユット首相と共に戦略的パートナーであるタイとの間の友好関係を更に
発展させたい” と述べると、戦略的パートナーを「包括的戦略パートナー」に格上げしては
どうかというご提案をされたといいます。岸田首相も、“両国関係がより深くなる提案を検討
したい” と述べたよう。内容は示されませんでしたが、どのようなものか、注視したいですネ。
1887年9月26日に日本とタイ国の修好宣言から始まって、なんと「日タイ修好135周年」に
なりました。違う理由での岸田首相の訪タイですが、修好135周年に良いタイミングでした。
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