バンコク都内にある伊勢丹が8月31日をもって、撤退するニュースが流れていました。
一連の新型コロナウイルスの影響ではなく、入居しているセントラルワールド(流通大手
セントラル・パタナ)との賃貸契約が切れる同日で閉店を決めたようです。日系デパートでは、
昨年1月かな、出店していたバンコク東急百貨店パラダイスパーク店が閉店しています。
バンコク伊勢丹は1992年開業ですから28年間の営業でした。悪いと言われていた業績は、ここ数年
上向いていたそうですけどネ。 タイ経営による新スタイルのショッピングモールに負けたかな。
伊勢丹の商品券、ポイントは9月1日以降使用できなくなります。現金との引き換えは行なわない
とのことです。 なお6階の飲食店などのテナントについては、営業終了日が異なるようですが、
紀伊国屋書店は営業を続けるといいます。伊勢丹が撤退し、より集客が難しくなりそうですけどネ。
ですが、 以前からタイの日系デパートを知っている者にとってはに寂しい限りですネ。
バンコクには1964年の大丸を皮切りに、1980年代から90年代前半にかけ、そごう・東急百貨店・
ジャスコ・ヤオハンなどが進出してきた歴史があります。 それが伊勢丹も日本から撤退! とは。
確か1990年代後半以降でしたか、セントラル、モール、テスコ、カルフールといったローカル系と
外資系の大手は、タイ人に支えられ営業力をつけ、日系店のほとんどが閉店と撤退を強いられて
<サイアムドラゴンなどはいつも人が一杯に>
いきました。活気のあるセントラルワールドの中で、いつしか客も少なく目立たない存在に …
時には手持ち無沙汰のスタッフが、お喋りをしている光景を たびたび 目にしたものです。
今でこそ多くのタイ人が日本を訪れ、日本製品を手にしていますが、伊勢丹は昔からタイの
富裕層に根強い支持を得ていたんですヨ。「品質の高いメイドインジャパンは伊勢丹で」という
声も上がっていた時代もありましたものネ。一部のタイ富裕層と日本からの大手駐在員の
家族の支えで、バンコクの伊勢丹は成り立っていたといっても過言ではありませんでした。
それが いつのまにか、タイ経営の大手デパートとの間で、激化する競争に埋もれ、最大規模の
日系百貨店として存在感も喪失し、今やビルに掲げられた「ISETAN」の看板も塗装が剥げており、
古びた印象を与えています。 近年のタイのデパートを見て下さい、これでは勝てませんよネ。
どうしてこうなったのかな? 長くなりますので明日に続きます ・・・
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