昨日まで連日、主だった場所で 学生や反政府グループの政治集会が行なわれていました。
この広がりは続いており、今後 さらに全国各地に集まる若者の活発化が、とても心配です。
特に ここ数カ月で急速に広まっていますよネ。特に 今月16日には バンコク都の民主記念塔で
開かれた集会に約一万人が参加しています。国会の解散、新憲法の作成、王室改革などを要求
しています。何度も言いますが、驚きは王室改革や王室批判が公然と行なわれていることです。
実際、世論はどう見ているのか気になりますが、タイ国立スワンドゥシット大学が、学生による
反政府集会についてオンラインの世論調査を行っなています。(8月16~21日、回答者19万7,029人)
賛成 反対
反政府集会について 53.7% 41.7%
憲法改正 62.8% 24.9%
国会解散もしくはプラユット首相辞任 53.9% 38.4%
2014年のクーデター後、政権を握ったプラユット首相が率いる軍政の政治への影響力が続いて
いますが、首相が強権的な姿勢をとっていることの反発が、調査で表れているような気がします。
「反政府集会について」の意見では複数回答でしたが、民主主義に基づく要求に対して
59.1%が同意。「王室改革に踏み込むべきではない」と言語道断派が41.8%。「政府初め
関係者は学生らの要求に耳を傾けるべき」が40.1%。「反政府集会の背後に誰かがいる」と
いう見方をしている人が38.9%でした。 残念ながら年代層は入っていませんでした。
特に王室改革などは、年代によって大きく変わるでしょうネ。高ければグーンと揚がります。
若者の反政府運動の活発化によって、これまでは想像もできなかった王室改革や批判を巡り
国民の間でも、若い世代とその親たちの世代とでは、意見が分かれ賛否両論のようです。
王室の改革を訴え集会に参加したり、賛同している学生と、その親との間で 口論が絶えず、
親子の断絶さえも生まれつつあり、新たな深刻な問題であると、メディアが報じていますネ。
プミポン前国王の下に生まれ育ち、子を持つ親になった年代からすれば、不敬罪の廃止などを
公然と議論することは 永い間 タブー視されてきただけに、とても考えられないことでしょう。
タイ国にとって2020年は、コロナ禍の生活様式の一変だけでなく、国の進み方も変わって来そう。
本来は プミポン前国王のように、国民を一つにまとめた役割が期待される王室が、国民同士や
家族が分断してしまう一因になってしまっては、余りにも悲しく寂しいことです。
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