タイの今日 23日は、「チュラロンコン大王記念日」 で祭日ですネ。 タイの現王朝の5代目、
ラマ5世であられたチュラロンコン大王が亡くなった日であり、記念日になっています。
釈迦に説法でしょうが、タイは1238年 (775年前) 以来、小タイ族による最初の国家とされる
スコータイ王朝・アユタヤ王朝・トンブリ王朝、そして 1782年 (231年前) にバンコクに首都を
移して 現在の王朝であるチャクリー王朝 (バンコク王朝) と云う、時代の流れがありました。
<ラマ5世のチュラロンコン大王…>
このタイの歴史上で 「偉大な三大国王」 と呼ばれているのが、スコータイ王朝で全盛期を 築き
タイ文字を 造ったと言われる 「ラームカムヘン大王」(スコータイ王朝) です。 その生涯が映画化も
され、また ムエタイの創設者でもある、「ナレースワン大王」(アユタヤ王朝)、そして あらゆる
改革・制度の近代化を 実現させたチュラロンコン王 (チャクリー王朝) の三人なんですネ。
今でも、国民から慕われ愛されるチュラロンコン大王は、タイで最も由緒あるタイの最高学府とされる
大学名にもなり、また アメリカタイム誌では、「20世紀で、最も影響力のあったアジアの20人の一人」
にも タイ人から唯一、選ばれているそうです… 同時代だった明治天皇とよく並び称されますネ。
<天皇皇后陛下とプミポン国王…>
会社や家庭で飾られるチュラロンコン王肖像の画・写真は、現プミポン国王に次いで多いのでは?・・・
そして 現プミポン王のお爺様と聞きますので、益々 身近に感じますネ、タイ国民も同様でしょう。
そう、そう 日本人・外国人にも お馴染みである映画 「王様と私」 の物語の中で、息子だったのが
チュラロンコン王でしたネ・・・ いろいろな意味で有名です! (現国王はラマ9世になります)
<映画で有名になった王様と私…>
でも本当に慕われ愛される理由は、偉大な功績を 多く残したことです。チュラロンコン王は即位すると、
すぐに欧米へ視察旅行に 出かけましたが、タイの近代化の立ち後れを 知り、数々の改革を 行ないました。
公然と行なわれていた奴隷売買の廃止、 各地の王を 廃止し中央集権国家の創設、官僚制度の導入、
学校教育の開始、議会制度の改革、主要道路の整備、電話業務の開始・・・ ホント どれを 見ても
現在に繋がる近代化政策ばかりです! チャクリー改革と呼ばれる所以ですネ。
<今やバンコクの観光名物となった王宮…>
10月23日の 「チュラロンコン大王記念日」 では、元国会議事堂前広場にある
騎馬姿の銅像前で毎年 偉大な功績を 称え、献花などの特別な式典が行なわれます。
こんな記念日に、タイの歴史を垣間見るのも良いかも知れませんヨ!
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