国内女子のレギュラーツアーで20勝以上している韓国選手は4人いますが、今季
シード権を持って参戦している日本選手は一人もいませんよネ。 昨日からの続きです。
現在、レギュラーツアーでプレーしている韓国人選手は11人かな。 賞金シードが与えられる
選手が賞金ランキングの上位50位までという枠を考えると、約5分の1を占めています。
そのほか、シード権を持たないQTの予選会から出場権を持つ選手などを含めると、多い時には
20人近い韓国人プロ選手が、毎週 開催されるトーナメントに出場していることになります。
数十年前まで台湾人はいても、海外や日本でプレーする韓国人プレーヤーは少なく、
これほど多くの韓国女子選手が 海外で結果を残し始めたのは、2000年代からのことです。
韓国ゴルフが台頭し始めたのは、アマチュアの「国家代表 (ナショナルチーム) 選抜システム」 が、
その原動力となっている、というレポートが、韓国系の雑誌に掲載されていました。 有名な話ですが ・・・
<リオ五輪の韓国選手4人、金メダルはパク・インビ選手が>
現在 世界ランク3位のチョン・インジ選手、同5位のキム・セヨン選手、同7位の
パク・インビ選手はじめ、日本ツアーでも20勝以上の勝利を上げている韓国人女子
プロたちに共通するのは、そのほとんどが 「国家代表」 としてプレーしていました。
国家代表メンバーは、大きく “メーンの国家代表” と “サブの常備軍” の二つに分けられます。
年間を通じて開催される各種大会の成績によって、毎年 10月末から11月初めにかけて選抜
メンバーが決まります。 “常備軍”は、小等部 (小学5~6年生)、中等部 (中学1~3年)、
高等部 (高校1~3年生)、大学部 (大学1~4年生) の四つに分かれています。
小等部は8人 (男女各4人)、中等部は22人 (男女各11人)、高等部は26人 (男女各13人)、
大学部は6人 (男女各3人) の合計62人が、国家代表のサブメンバーとなれます。 ここに
入れるだけでも大変ですが、選ばれたからといって国際大会に出られるわけではありません。
各種国際大会に派遣されるのは正規メンバーである 「国家代表」 だけです。 ここに選ばれる
「エリート」 はたったの12人 (男女各6人) しかいません。 厳しいのは、国家代表メンバーに
々
学年は関係ないということです。 年間を通じてもっとも成績が良かった選手が選ばれる
システムで、小学生と大学生が一緒に国家代表メンバーとなる可能性もあるわけですネ。
文字どうり実力の社会であって “年功序列” の世界はそこにはありません。 アマチュア時代から実力主義が
貫かれているのがよく理解できます。 こうして常備軍の62人と国家代表の12人の計74人が、韓国を代表する
選手となっているんだそうです。 ここに入れないジュニアが、どれほどいるか考えるとゾッとします。
でも国家代表メンバーに選ばれれば、韓国国旗を胸につけ国際大会に出られる栄誉のほか、男子の
場合は、アジア大会などで金メダルを獲れば兵役免除となり、女子はプロテスト免除などの恩恵が
受けられるようです。 韓国選手はし烈な争いと競争力の強化で勝つ選手が誕生するんですネ。
まさに韓国らしい競争社会、良いか悪いかは別として、この体系的なシステムが
世界で活躍するゴルファーを育てる礎となっているようですヨ。
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