タイではここ何年も 乾季(11月~2月頃)になると、大気汚染が青空を汚し 困ります。
特にバンコクと近隣県において、微小粒子状物質(PM 2.5)の濃度が安全基準を超えます。
コロナを抑え込んでいるタイですが、今の時期は「PM 2.5用」にマスクが必須です(苦笑)。
本当なら、これからの時期は乾季の真っ只中に入り、青空が広がる好天が続き、雨が殆ど
降らない季節。 気温も上がり過ぎずゴルフをするには最高のシーズンなんです。それが
この大気汚染で台無し。近年のバンコクは、世界で空気の悪い都市群に入ってしまいました。
公害管理局によれば、バンコク首都圏では10月末頃から 空気の質と汚染のレベルを示す基準
AQI(Air Quality Index = 大気質指数)が、毎日 100を超えるレベルになっているといいます。
< 汚染状況はここからチェックして下さい >
周知のように、「レベル0-50」は良好な空気品質、「51-100」は中程度の品質、「101-105」は
敏感なグループに影響を及ぼし始め、「151-200」は健康に有害になり、「201-300」は非常に
有害、「301-500」は非常に危険な状態です。因みに、今日の東京は一桁の「9」ですからネ。
いかにバンコク首都圏のAQIが酷いか、出歩くのが怖くなりますよネ。 マスクは必須です。
<バンコク都では子供も公園で遊ばせられません>
釈迦に説法でしょうが、 PM 2.5のPMは、particulate matterの略で、2.5という数字は、
直径が約2.5μm(マイクロメートル /1μm=1mmの千分の1)以下の大気中に浮遊して
いる超微小粒子。特定の物質ではなく目に見えないほどの小さな小さな粒子の単位です。
非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系に
影響を加え、循環器系にも悪影響が心配されます。 私など気管支が弱いので要注意です。
<パタヤ海岸も汚染されている>
公害管理局は タイにおいて、PM 2.5の濃度が1立方メートル当たり50マイクログラムまでを
安全としています。バンコク都の今朝 6時時点のレベルが「114」ですからPM 2.5の濃度は、
それ以上に多く含まれていることになります。そう、散策すると痰が出るようになりましたネ。
公害管理局はタイ天然資源環境省の管轄ですが、レベルが100を超えていることにより、対策として、
12月1日より午前6時から午後9時まで6輪以上の大型トラックのバンコク入りを規制するようです。
良いことですよネ。近年、バンコクのAQIの数値は、健康に良くないレベルに達しています。
少しでも低減させる施策を考えるのは当然でしょう。コロナより危険になってしまいます。
毎年 乾季になると涼しくて気持ちのいい朝を迎えられるはずなんですが、そうはいきません。
今や清々しい季節が苦々しい季節になっています。政府はコロナと同様、頑張ってほしいですよネ。
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リアルタイム大気汚染指数では・・・パタヤには観測地点の指定が無いので、ラヨーンとシラチャを見ると、80前後であり、まだ安全圏のようですね。
ところで、このような大気汚染の原因は何なのでしょうか?
自動車の排気ガスや工事現場の塵などが言われていますが、抜本的な解決策はないのでしょうか?