「美しすぎる女医さん」ことワララックさんを死亡させた加害者の警察官は、その後
どうなっているんでしょう? その警察官には多くの容疑で、起訴されるようですヨ。
その容疑内容を聞いて、取り締まるべき警察官の酷さに、改めて怒りを感じます。
無謀な危険運転、車検証無しの車両、キープレフトを守らず、横断歩道で停止せず、保険に
入っておらず、税金も未払い、制限速度を超え、人を死なせた … … 等々です。
あれだけ大きなニュースになって、都内には100カ所の横断歩道に 歩行者用の信号機を
設置する等していましたが、バイクを運転する殆どの人が、この酷い痛ましい事故を
忘れてしまって横断歩道に気を配るどころか、歩道を走るバイクも後を絶ちません。
東南アジアでは命の値段が安すぎるから 交通事故死に対しても、“ドライバーの意識が
高まらない” と解析する専門家もいますが、タイ国にも言えるかも知れませんネ。
国のミスで事故に遭い、亡くなっても補償されず、泣き寝入りで終わる事案も多いですからネ。
日本では、人の命の価値は「3,000万円~3,500万円」と、聞いたことがありますが、タイでは、
その五分の一にも届かない、とも言われます。 同じ人間でも命の重さが大きく違います。
そんな中、バンコクから西へ二時間ほどの距離にあるカンチャナブリー県(戦場にかける橋の
泰麺鉄道がある場所)では、野生の象が出没する道路を通る運転手に警告を発していました。
天然資源環境省は、車で象に怪我をさせた場合、最大10年の懲役と100万バーツ
(約350万円)の罰金が科せられると警告。罰則を厳格に実施するとして、話題に …
先週の17日から、道路を横断する野生の象を警告する35の標識が、象が出没する国道の間
15キロメートルの区間に沿って掲示されています。警告標識は、時速60キロメートルの
制限速度を設定し、野生の象に衝突した運転手には、懲役と罰金を科すことを警告しています。
自然と野生動物を守る天然資源環境省は、全土の野生生物保護区において保護措置を強化する
よう命じていますが、罰金を科すことによって象の命を守ると同時に、人間の命も守ることを
目的にしたんでしょう。タイ国では、野生の象に衝突する交通事故は時折 発生していますから。
人間社会の交通事故死に対しても、このような警告を、もっと明確にすべきでしょうネ。
子が親の心を理解できるようになるには、何年かかるでしょう?
紆余曲折しながら交通戦争を終わらせるしかないのか?
タイ人は、動物には優しさを、人にはどうでもいい。
人間も動物なんだけどな。
ご意見をありがとうございました。