世界各国でコロナ対策を巡り、政府方針が経済優先か、感染防止優先か と揺れているのは、
日タイも同じです。一歩間違うと、後手 後手となり日本のように 更に苦しむことになります。
タイだって他人事ではありませんが、何とか第二波も抑えつつあります。しかし観光業は全滅です。
政府は少しでも回復させようと、あの手この手と打ちますが、その殆どが苦戦を強いられがちです。

14日間も要する隔離検疫のルールを緩和させようとする官民問わず要請を出す観光業界と、
これを緩めたら感染拡大が広まり、国民に重大な影響を及ぼすと、反対するタイCOVID-19
状況管理センターや医師たちの間での攻防戦も、毎日 行なわれている様子が垣間見えます。
そうでした、昨年10月にタイ観光スポーツ省の肝いりで具現化されたSTV(特別観光ビザ)
制度も、これを利用して来タイした観光客は、月平均でわずか300人強(殆どが中国人)と、
当初の最低目標 月1,200人を大幅に下回っています。これからも増えないでしょうネ。

「タイ国はコロナ感染のリスクが少ないリゾートも多くある」を謳い文句に、“寒い冬を避け
来タイするであろう“ と欧州・アジアの長期滞在型の観光客を見込んでスタートしました。
が、観光させようとする欧米各国で感染が沈静化しない限り、また14日間という隔離や面倒な
入国手続きなどもあり、タイで条件付きの門戸を開いても、ハードルが高くて来られません。
一昨日に当ブログで触れた、外国人ゴルファーを隔離検疫の間、ホテル付のゴルフ場で過ごす
新プランも、観光客を目論むには やはり無理がありそうです。「隔離という条件下でゴルフを

しても楽しいはずない」というのが大方の見方ですネ。「他のプレーヤーと接触しないように
しなければならない」とありますので、一人でラウンドすることになるのでしょうしネ。
メディアによると、このプランは在タイ韓国大使館の「1月~3月は韓国のゴルファーが
毎年 多くタイへやって来るので、その需要をゲットしたら」というアドバイスの元、観光
スポーツ省と保健省が共同で、韓国・日本・中国・台湾の四カ国に絞って計画されたそうです。

やっぱり、という感想で、“何をか言わんや” (苦笑)。呆れてしまいます。STVもそうですが、
お役人と現場を知らない人たちで考えるからこうなるんでしょうネ。 日本人の私が言えた
義理ではありませんが、もっと現場で観光業に携わった人たちの意見を聞いてほしいですよネ。
バンコクポスト紙は「タイ中央銀行でも2021年の外国人観光客は550万人、22年でも
2,300万人と予測」などと報じています。完全に戻るのは23年か24年という見解です。
観光業が、タイ経済全体が、通常に戻るのには 相当時間がかかりそうです。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



コロナ以前のベストシーズンに通常会員同伴のコースに裏金使い
ツアー会社が多くのツアー客を大手を振って連れて来る状況には戻って欲しくない。