日本人は “完璧という星から来た宇宙人” と、どなたかが言っていましたが、この日本の
完璧さをタイで求めすぎると嫌な思いをしたり、仕事などではトラブルに繋がることにも ・・・
若いサラリーマン時代を振り返ると「絶対に遅刻できない日」という日々はよくありました。
前の晩に深酒しても上司に「死んでも遅刻するなよ!」とよく言われたものです。当時は
「死んだら行けないのになぁ~」と同僚と話ながらも、絶対に遅刻などしないものでした。
部下が増えるようになって深酒した際「死んでも出て来いよ!」と言ったら、部下たちは
「過労死したら訴訟方法をどうする」なんて話していたと後で知りました。気合を入れる
言葉とは取ってくれませんでした。同じ日本人でも世代によって、捉え方が違います。
これがタイと日本では大きな文化の違いがありますから、中々 噛みあいませんよねぇ~
タイでは、遅刻の理由にこんな答えが多いと聞きます。朝の会議に遅刻した理由として、
1・すごい渋滞でした。
2・雨が降ったので渋滞していまいた。
3・お腹を壊しました。
4・恋人・友達が病気になったので病院に付き添いました。
5・親、妻子・兄弟が体調不良でした。
日本では「病院くらい一人で行け!」と思うかも知れませんが、タイでは病人を一人で
行かせるようなことはしない文化があります。身近な者が体調不良であれば、ちょっとした
事でも面倒見るのが当りまえですから、結構 こんな理由も多いようですヨ。
私のサラリーマン時代、日本では このような遅刻の理由は まかり通りませんでした。
それが当りまえのサラリーマン社会でした。 今でもそうですよネ・・・・
先日、日本で仕事をしたことのあるタイ人のS君と食事の待合せをしました。タイで彼と会うのは
久しぶりです。彼は約束の5分前には来ており、スッカリ日本の習慣を身に付けているようでした。
以前は遅れてきていましたから、環境や役職で人が変わるというのは、タイでも本当ですネ。
タイで、人と待合わせをすると遅れてくる人が多く、15分前後遅れるのは当り前のようです。
遅れた理由「タクシーが捕まらなかった」「渋滞につかまった」「出かける時に用事が」自分は
ちゃんと待ち合わせの時間に間に合うように家を出たのに、自分以外の理由が生じて不可抗力で
遅れた、ということかな。 あっ、これは悪口ではありませんヨ、文化の違いを言っているのです。
日本は、結果の責任は自分で取る文化がありますから、電車が遅れそうだったり、道路が
渋滞しそうだったりすれば、早目に家を出たり、遅れない為の工夫をし時間厳守します。
タイ人は時間にルーズだの、一部の現象を見て、良い・悪いを決めつける人も多いですが、
風習、文化などの違いをよく理解して、タイに接する必要がありますよネ。
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