近年、BTS(高架鉄道スカイトレイン)もMRT(地下鉄)も、諸事情が随分と変化してきました。
よく言われることですが、朝夕のラッシュ時は 東京並みの混雑で乗りたくありませんけど ・・・
今年初め、バンコク都庁が都民の月間交通費に関する調査結果を発表していますが、都民1人
当たりの月間平均交通費は、BTSや地下鉄が2,500バーツ(約8,700円)前後でトップでした。
バスなどに較べて ずぅっと高いんですが、殆どの人が自己負担です。タイの企業は、日系を
含めて、通勤の交通費が支給される求人は稀ですからネ。大きな負担になっているでしょう。
BTSが開通したのは1999年12月でしたから もう20年になります。(MRTは2004年7月)
開通当初はガラガラで しばらく赤字続きでしたが、今では双方とも黒字化しています。
乗客も慣れてきて一般的なマナーも随分と浸透してきましたネ。経験から学んでいくんでしょう。
乗車後、奥への立ち位置や「降りる人が優先」などのマナー、今では当たり前になってきました。
日本より良いマナーはラッシュ時、無理に乗車しようとはせず、次の電車を待つことですかネ。
セッカチとノンビリという日タイの文化の違いでしょうか。これもタイならではの事例です。
あと、タイではレディファーストが日本より浸透しています。車内で席を譲ったり、食事の際には
男性が取り分けたりします。我々日本人には、なかなかできないことを 当たり前にしていますネ。
<エスカレーターでは歩かないように>
混雑が酷いので近年は、下図の中央のように座席を取り外しています。それでも大変な
ラッシュは解消されていません。 そう言えば、日本ですと座席の真上に吊革があります。
ですが、タイでは吊革は車内の中央にあります。以前から ”日本のように真上にすれば、より人が
多く乗れるのに” と思っていました。でも これは、人の足をまたぐのは、悪いこととされている
文化があり、人前に立たないように配慮されてるんですってネ。 私 知りませんでした(苦笑)。
昨年あたりはMRTで、“エスカレーターでは歩かずに立ち止まって手すりにつかまりましょう”
などの呼びかけをかけていました。ですから 私のように左側を歩く乗客は少なくなりました。
ここのところ呼びかけているのが、リュックを持っている乗客へのマナーですネ。乗車の際は、
リュックは背負わずに 体の前にするか、背負わずに持つように、とポスターなどで訴えています。
確かに 私も感じていた迷惑行為の一つです。自分は気がつかず車内を移動したりしますが、
結構 周囲に迷惑をかけています。 よくぞ、BTS・MTRは気がついてくれた、と思います。
あと、BTSやMRTの自動改札の閉まる早さを、なんとかしてほしいのは私だけでしょうかネ。スーツ
ケースと一緒に通ろうとすると、挟まれることが結構あります。双方の早さの違いもあり戸惑います。
元々日本ほど他人に配慮する文化がある国は稀でしょうが、タイも様々な経験値を踏んで乗物などの
気遣いもアップしていくんでしょう。以前と比べたら 本当に良くなってきていますヨ。
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10年後のバンコク首都圏の電車網を見てみたいですね。
昨年末には、BTSスクンビットラインの南方面(ベーリンから先)が一気に開通しています。車内で居眠りして乗り過ごすと戻ってくるのが大変になります。
10年後には鉄道網は現在の4倍にもなるそうです。
http://g-biz.asia/archives/2352