“プラユット首相、ここはひとつ 落ち着いて下さい!” と、当ブログでもお願いした
「14人の学生の釈放懇願」、タイ軍事法廷は警察による拘束延長申請を却下し釈放しました!
釈放されたのは先週。 但し、プラユット首相は「今後おとなしくしていれば騒乱扇動罪で
起訴しないが、再度 騒いだらすぐに起訴するぞ」という脅しの切り札は持っており、
起訴される可能性は残っていますが、ひとまずの釈放、本当に良かったですよねぇ~
<学生14人の釈放を求める仲間と友人たち…>
タイの軍が中心になって構成されている「国家平和秩序評議会(NCPO)」の “5人以上の政治的
集会を行なってはいけない” などの命令に逆らい、逮捕された14人の学生。噂によると「新民主
主義運動」という団体に所属している有志たちという触れ込みですが、彼らの逮捕は国際的にも
注目され、プラユット暫定政権に対し大きなプレッシャーとなって、頭痛の種の一つでしたネ。
欧州連合・国連人権弁務官など、国際社会も相次いで釈放を求める声が強まっていましたから。
<昨年11月 地方遊説していた際に抗議する学生たち…>
学生の釈放を求める声は、国外のみならずタイ国内でも大きくなりつつありましたので、軍事
政権を批判されているプラユット首相としては、より大きな火種を消すために、小さい問題を
無視することにしたとも言われています。 しかし こんな憎まれ口も叩いたそうですヨ ・・・
14人の釈放について、「大目に見てやったのだから、またデモをやるかどうか、よく考えろ」、
また、「外国の組織が学生らを焚きつけている」という陰謀説も口にしているようです。
一部の軍政幹部は、「どうやら学生たちは、米国の組織に感化されて反政府運動を始めた。
14人のうちのタイ東北部・スーリン県出身の学生の父親の話だと、息子は米国の団体に誘われ、
2泊ほど彼らの提供した施設に泊まったあと、デモを起こしたとのことだ」と。 もちろん、
14人の学生の親族たちは、この話の内容について「とんでもない話」と否定はしています。
反軍事政権やタクシン派にとっては、勇気を持って立ち向かった14人の学生たちをヒーロー誕生だと
大喜びです。 当然 現政権は、そのようなヒーローの誕生は好みませんし 許されることではありません。
だからか、学生たちを陥れるような発言も、首相を気遣って幹部の一部から出てくるのかも知れませんネ。
さぁ~ どうなんでしょうネ。 欧米などの組織が14名の学生に促したんでしょうか ・・・
でも米国やEUが釈放させることに大きなプレッシャーをかけていたことは間違いないでしょう。
両者から受ける経済的恩恵を鑑みれば、プラユット首相もある程度の妥協をせざるを得ません。
まぁ~ 陰謀説の真偽はとにかく、14人の学生が釈放されたこと事態は、本当によかったです!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます