銃社会と言われるタイ国で、多くの幼い命が犠牲になるという、一番起きてはならない事件が
発生してしまいました。米国とは違い このように集団を襲う銃乱射事件は少ないんですが ・・・
日本でも昨日の夜から速報で報じられています。6日の正午頃、東北部に位置する
ノーンブワラムプー県で、元警官のタイ人(34)が銃と刃物で、児童センターを
襲撃し、少なくとも子供24人を含む35人を殺害し、12人にケガを負わせました。
襲撃後、逃走していた犯人のパンヤ―容疑者は、自分の妻と子供を殺害し、ピックアップ
トラックに火を放って自殺した、と報道されています。犯人は薬物使用のため今年初めに
警察官を失職しています。タイ国で頻発する銃事件は、薬物使用者が多いですからネ。
早速 彼の今までの行動遍歴なるものが報じられています。 2012年5月にタイ王立警察に
就職、2019年6月に同県のナワン警察署に異動し、解雇されるまでそこで働いていました。
在職中には銀行支店長に拳銃を向けたり、深夜に官舎で大騒ぎしたり、隣人に暴行するなど、
様々な問題を起こしていたよう。今年1月に覚醒剤所持が発覚、その後 懲戒解雇されています。
「ヤーバー」と呼ばれるメタンフェタミン錠剤を所持していたと聞きますが、ある上司には、
中学生の時から違法薬物を乱用していたことを報告していたり、近年にも乱用を繰り返し、
上司から注意を受けていたと言いますからネ。何をか言わんや です。これでは市民の
危険な薬物取締りが出来ません。 周囲は彼のこんな言動を どう見ていたんでしょう。
元同僚らは、彼が頻繁に気分が上下しているのを見ていて、職場では敬遠されていたと
いいます。最近も上司に、二度と麻薬に関与しないと約束しましたが、約束は守られて
いませんでした。 このような人間を警察は野放しにしていたということに驚きます。
<早速、プラユニット首相は銃撃事件の影響を受けた多くの家族を支援するよう命じました>
その結果が、今回の事件に繋がっており、起こるべくして起こった事件で、また 防ぐことが
出来た乱射事件です。上司も同僚も同罪であり、警察全体の責任も問われるべきでしょうネ。
犯人の薬物使用は中学生時代からです。 大麻の合法化で10代の使用が指摘され、麻薬
使用に進む事態を懸念されている中、大変な事件が発生してしまいました。非常に心配です。
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