世界でも大きく報じられたタイ国で起きた保育所での銃乱射殺傷事件、最終的には24人の
子供を含む38人が犠牲となりました。そんなショックが冷めやらぬ中、今度は小学校に
薬物中毒の男が拳銃を持って7歳の子供を連れ去ろうとし大暴れした事件が発生しました。
タイ東北部に位置するノーンブアランプー県で昨日午前の出来事です。同学校では、一昨日の
乱射事件のことがありましたから大混乱になったようですが、駆け付けた警察官らに取り
押さえられました。どうやら妻とケンカして自分の子供を連れ去ろうとしたようです。
政府は、自治体が運営する保育所の警備体制を強化することを検討し、警備員の配置、防犯
カメラの設置など、不審者の侵入を防ぐ対処を決めたばかりの出来事ですから吃驚でしょう。
男は捕獲された後も、不敵な笑みを浮かばせ続け、明らかに薬物中毒の表情だったといいます。
男は、拳銃2丁、弾薬、メタンフェタミン17錠を所持していました。 こんな男たちが銃を
持ったらどうなるか、改めて 今以上に銃所持と違法薬物を早急に対処してほしいと痛感します。
<ダムロンサック長官(中央)>
タイ王立警察長官であるダムロンサック氏は、銃乱射事件について記者会見において、
“悲劇から教訓を学ぶ必要がある。そのような出来事に取り組むために、警察組織全体の
見直しを実施し、警察のシステムを完全に見直すべきだ“ と、述べています。
銃と薬物の管轄になるのかな? タイ内務省幹部は、銃所持と使用について問題点と教訓を話し
合う会議を開いています。今後 銃所有者の資格の見直しと、資格のない銃所有者に発行された
許可証の取り消しを命じたといいます。資格無しで免許を発行していたことにも驚きますけど。
また、薬物使用者についてリハビリ強化を行なうようです。そして、地域社会の検問を
強化し、省・地区の行政組織は薬物撲滅活動への支援も増強するといいます。 また、
人々が、いかに薬物に関わらないようにする為のキャンペーンを行なうとしています。
日本でもそうですが、このような大事件が起きると、政府は慌てて様々な防御策など
発表します。誰もがいつかはこんな大事件が起きると思っていることでも、発生しないと
動きません。急な解決は難しいでしょうが、タイ国もその本気度を早急に示してほしいですネ。
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