タイでゴルフ友達になりましょ。

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象にバナナを与えたら罰金ですよ!

2010年07月20日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 欧米人の観光客が バンコク市内近くで、象にバナナを買い与えて厳重注意をされたとか・・・

実は、物乞い象が一番集まるバンコク都庁では、04年に象のバンコク市への立ち入りを禁止する条例を
制定し、昨年から同条例を強化したことから 以前は200頭ほどだった都内の象が大幅に減少しています。
が、こうして時折 やって来ては、観光客相手に物乞いをするのでしょう。 それが厳重注意と・・・

同条例では、象を使って市民から金銭を得ることは象を虐待する行為とされており、象使いに6カ月
以下の禁固刑 もしくは1万バーツ以下の罰金刑、あるいはその双方が科せられます。バンコク
都庁では 更に 「象虐待対策」 として再強化し、他にもこんな制度を設けています。

 
       <可愛い子象を見ると、つい・・・>

象をつなぎ止めておく場所を提供した者、象使いから餌を買った者も それぞれ最高1万バーツの罰金、
このほか、象を捕獲した都庁職員などには1頭当たり2,000バーツの報奨金が与えられる… 等々です。 
ですので、バナナを買い与えただけで1万バーツの罰金ですヨ・・・ ご注意を!

 タイ国内には1900年に約10万頭、1950年に約5万頭の象が生息していたとみられますが、現在は家畜
2,500頭、野生1,500頭の4,000頭程度まで減少したと言われています。 林業などの働き場所を失った
家畜象が象使いと共にバンコクや地方都市で物乞いする姿も沢山見られ 「象の虐待だ」  と問題に・・・

 
       <バンコク市内にある動物園の象…>

しかし 物乞いが禁止されれば象の飼育が困難に… 象を地方に追い返すだけでは、なんの解決にならず
これにも困っていました・・・ そんな可哀そうな象を見て 立ちあがったのが、シリキット王妃殿下が
主宰される 「象を自然に返す財団」、 生活の手段を持てず、飼育が困難な象使いから 象を買い上げる

ようになって、今ではかなりの象が東北の保護施設のセンターにて自然復帰に向けて訓練されていると
聞いています。 象が交通事故で負傷したり過酷な環境に置かれたりしていることが、以前から問題視
されていましたし、保護施設では象使いも一緒に暮らせるそうですから こんな良いことはありません!

 
 <ラオスのアジア大会でもシンボルマークに>

 バンコク都庁でも、市内にいる象を年内中には一掃させたく、象の買い取りをするようですが、価格は
30万バーツ(84万円)から60万バーツ(168万円)もすると云います。 その資金は? というと 公的
資金は無く、すべて王室・企業・団体・個人からの寄付金で賄い、一般市民からも募っているとの事です。

スタート時 市民に呼び掛け始めたら、三日で80万バーツが集まったとか… さすが象の国、タイですネ。
 皆さん! 象を見かけてもバナナを買い与えてはいけませんヨ!  



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