タイの干支には象・豚・山羊が・・・

普段は干支のこと等あまり気にしませんが、お正月が来ると干支の話しによく触れます。今年は牛ですネ。

牛年は地震などの大地に関する災害が発生し易い年と聞きます。最近　地震のお話しをしたばかりです。
タイに地殻変動やら災害などが起こらないと良いですがネ。日本の十二支は言うまでもなく鼠、牛、虎、
兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪ですが、こんな日本昔話を思い出します。

神様が元旦に、動物達に神社から屋敷まで競走して1～12位までの動物を、各年の大将にすると伝えると
牛は「自分は鈍いから」と、皆より早く出発すると言い出し、前日の晩からスタート。その結果、牛はトップに
ゴールの前まで辿り着いたのですが、牛の背中に乗っていたネズミが、ゴール直で、飛び降りて一位を
奪い取ったところから、十二支は鼠から始まり二番目が牛になったとの事。

また鶏が猿と犬の間にいるのは、“犬猿の仲”である両者の仲裁をしながらゴールしたからと言われて、
また　ネズミは、猫に競走の日を1月2日だと嘘を教えたため、猫は13番目にゴールし、13番目の干支と
されているそうです。それ以来、猫は鼠を怨んで追っ駆けるようになったそうです。昔の作り話とは言え
妙に納得してしまい面白いですよネ。（笑）　更にいくらでも作れるのが昔話です。

もちろんタイにも干支はありますが、兎の変わりに猫が、猪の変わりに豚が使われていますので、タイでは
「猫は鼠を怨んで追っ駆けるようになった」というこの昔話は通用しません・・・　でも普段タイ人は干支の
こと等、気にかけませんのであまり話題にはならないようですがネ。

タイには羊はいないから山羊（ヤギ）だとか、また　チェンマイでは象が加わって13の干支がある・・・
牛や馬の代わりに象が入る・・・等々の諸説はあるようです。確かにタイの動物の象徴である象が入っても
可笑しくありませんモノね。　・・・どなたか詳しくタイの干支のことをご存知でしたらご教示下さいませ。

タイにも他国でも日本のような十二支でなく、他の動物が使われています。兎の変わりに猫を入れている
のはチベット、ベトナム、タイ。因みにベトナムでは牛が水牛になり、モンゴルでは虎の変わりになんと
豹が入っているそうです。何かとお国柄が出ているようで面白いですネ。

それこそ　実存しない“龍”の代わりに、日本では“猫”を、タイでは“象”を、羊の代わりにヤギを入れた方が
その国の干支になる気がしますが、どうでしょう？

日本の十二支・・・ 鼠、牛、虎、兎、猫、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪
タ イの十二支・・・ 鼠、牛、虎、兎、象、蛇、馬、山羊、猿、鶏、犬、豚

処で余談ですが、タイの動物って犬、馬、牛でも華奢で全体的に細く小さいですよネ。タイ人もどちらかと
言いますと華奢です。競馬など観戦にいきましても、日本の競馬を見慣れていると迫力さが無く　全然　
物足りないそうですヨ。
タイでは、人間も動物も食が少ないからでしょうかネ。　



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