最近のタイ女性を見ていると、一昔前を知っている者には いくつかの様相の変化を感じます。
その一つが太った人が増えたことです。一昔前は、太った人と言えば、殆んどが中国系のおじさん
おばさんでした。けど 最近は 若いタイ人女性も随分と 太った人を見かけるようになりました。
そう言えば、世界保健機関の肥満の割合統計でも、アジアでタイの女性は台湾(35.8%)に
次いで2位(34.3%)になっていましたヨ。タイの保健省では「運動嫌いが肥満の主因」だと
指摘し 運動する習慣を実につけるようにと、呼びかけて何年も経っています。それだけ タイも
豊かになり、特に 富裕層の間では食も贅沢になって、原因の一つもになっているんでしょうネ。
そのうえ、一年中 昼間は高温という気候のせいもありますが タイの人は 歩きませんからねぇ~
普通 子供だったら歩く距離を、小学生の頃からバイクタクシーなんかを利用しちゃってます。
タイ統計局が 11歳以上のタイ人を対象に実施したアンケート調査で、「過去1カ月運動した」 との
回答は、男性29.4%、女性26%、全体では27.7%だった、という数字が出ています。
いつでしたか、こんな事故も 起きていました。
肥満に悩んだバンコク都内名門校の女性教員(32歳)が、過激な減量が元で 急死した事故です。
急死した教員は、脂肪燃焼を促す薬とジョギングで、短期間に17キロの減量をしたばかりで、死因は
心不全とされています。この事故を受け保健省は「減量すればいいというものではない」 と警告し、
「運動は、初めは ゆっくり少しずつ。 食べる量も調整し、甘い物も減らすこと」と指導していました。
それと、人工的な食物繊維の入った 「ダイエット飲料」 は、一時的に体重は減っても血管に 脂肪が
蓄積されやすく、長期的にみて 健康的とはいえないとも説明を加えていました。バンコクの保健局では、
肥満の人からの電話相談を受け付けているそうですが、ダイエットの前に運動量を増やさないとネ。
タイは、元々太る要素は沢山あるわりには、歩く・運動する人と量が少ないですからねぇ~
タイは、世界的な砂糖の生産国・輸出国で、多くのサトウキビ農家があります。 また
タイ料理が辛いせいもあって、コーラでもコーヒーでも日本と較べて、甘くしますからねぇ~
一時期、行き過ぎた甘いスナック類やジュース・炭酸飲料の砂糖が問題になり、今では子供向け
テレビ番組でのスナック類のCMが制限され、番組一時間当たりスナック類のCMは12分とされ、
うち10分がCMで、残り2分は正しい消費の仕方を(食べ過ぎないようなどと)説明するという、
義務化が行なわれています。 CM にはマンガ・アニメのキャラクターや有名人を使うことも
禁止しています。 テレビを 観ていると、そのルールも怪しい感じがしますが …
タイ保健省など、政府も 多種な警告や肥満対策を 講じているようですが、肥満の人が減るどころか
増えているようです。 経済成長と比例してしまうのでしょう。 かつての日本もそうでした。
朝夕の公園へ行くと、運動しているタイ人が多くなりましたが まだまだ一部の人ですネ。
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