今 甲子園で高校球児たちが優勝を 目指して熱戦の真っただ中ですが、「緑の甲子園」 と
しても 親しまれている “全国高校ゴルフ選手権” は、8月初めに終了しています。
スタート前とホールアウト後に コースに向かって、帽子を 取り 礼を する光景は、高校
球児がグラウンドに入る前と出て行く時に、おじぎを する光景とダブり 好感が持たれます。
そんな中、過去最多の団体優勝6回を 誇る高校ゴルフ界の名門、水城高校が2年後の2016年
3月に そのゴルフ部が廃部になると … そのゴルフ部を 率いていたのは石井貢監督 65歳です。
同監督は28歳から率いて37年になり、この世界で知らない者はいない、名物監督でもありますネ。
ツアーの永久シード選手の片山晋呉プロを はじめ宮本勝昌・横田真一・永野竜太郎プロら多くの
プロゴルファーを 輩出しています。
<サリー ゴルフスタジオの杉山健プロ…>
バンコクでオープンしている 「サリー ゴルフスタジオ」 で、指導している杉山健プロも、水城高校
ゴルフ部のOBです。 バンコク週報の 「私流・ゴルフとビジネス」 に登場願った折に、杉山プロから
同校のエピソードや石井監督の話を 聞いたことがありますので、とても身近に 感じていました。
杉山プロは 入部時、部員全員で15名という狭き門を 突破し、鍛えに鍛えられ、高校2、3年と
全国大会出場も果たしており、同学年には薗田俊輔・小平智プロらも出場していた時代です。
今年の水城高校の団体の成績は出場37校中、11位に終わりましたが、同校は少なからず、
11年3月の東日本大震災の影響も受けていました。 今回の遠征でも100万円以上の費用が
かかり、そんな後押しが高校自体厳しくなってきたというのも廃部の理由のようです。
<茨城県水戸市にある水城高校…>
ですから、現在の部員は2年生4人・3年生5人で1年生はいません。 3年生が卒業する
来年の大会は4人中3人のスコア合計で争う、団体戦ギリギリの人数で戦うことになります。
「それでも 最後の大会も必ず全国大会に出てきます」 と、2016年には67歳になられる
石井監督は、誓っておられるようです。
<石井監督(中央)率いる今年の水城高校は11位に終わる…>
石井監督の指導方針は、「練習は試合のように、試合は練習のように」 とのこと。 “つまり、練習は
試合だと思って、1打も疎かにしないで打つ。 逆に 試合は硬くならずに 楽に打ちなさい“ という
ことですネ。 そんな形で厳しく指導してきて37年になったそうです。 また こうも述べています。
“決して、強い・上手なゴルファーを 育てようとは思わなかった。 いいゴルファーを 育てようと
思ってやってきた“ ”プロゴルファーになるのはひと握りの選ばれた人だけ。 あとのゴルフ部の
選手たちは、みんな社会に出て行く。 そんな時にゴルフで培ったマナーやエチケット、上下関係の
あり方などが生きてくる。 それを 身につけてくれれば、それでいいと” ・・・・
この辺の話は、杉山健プロに 聞いていましたので、石井監督の指導法を よく 理解できます。
また 一人、名物監督が去るのは寂しい限りですねぇ~
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