タイランド・エリートカードとタクシン氏！（２）

　タクシン元首相が一年間の滞在許可を取得し最近までドイツで滞在していた、と言うのです。
タイで訴追され、帰国できずにいるタクシン氏、神出鬼没な状態で今度はドイツですって・・・

　報道によりますと、昨年の12月29日にボンの外国人局に滞在許可を申請し、申請前にはボン近郊の町、
バート・ゴーデスベルクで住民登録を済ませていたそうで、その時はニカラグアの外交官旅券を携えて
いたとか・・・　しかしボン当局がよく事情を知らずに許可を出してしまい、最近になって　それに気づいた
ドイツ政府が、慌てて取り消しの要請をして、5月28日に滞在許可が取り消されたようですヨ。

ボンの外国人局職員は、財力が十分にあり高名なドイツ人弁護士らが付き添っていたことから、簡単に
滞在を許可してしまったと弁解しています・・・確かにヨーロッパの地方都市では「タイ国のタクシン
元首相騒動」なんて知る由もありませんよネ。しかし　こうして各国へ行っては拒否され、滞在する場所を
自分で狭くしている感がありますネ。タイのパスポートも失効している今、少しおとなしくしていた方が・・・

　タイ人の友人が、こんな冗談とも本気ともつかないことを言っていましたっけ・・・

「タクシンは、暫くほとぼりが冷めるまで　どこかの国で静かにして居て、仏門に入り丸坊主になって
僧侶として帰ってくれば大丈夫、今まで海外へ逃亡した政治家は皆そうしているんだから」と・・・　
これがもし本当だとしたら、タイ国は良い国ですねぇ～　（笑）

　処で、世界各国の汚職を監視している非政府組織（NGO）トランスペアレンシー ・インターナショナル
（本部ベルリン）が、世界各国の08年版「汚職指数」を発表していました。汚職指数は、様々な国際機関が
集めた各国データや分析に基づき、政治家と 公務員らの「清潔度」を10点満点で評価するんだそうです。

　タイの政府の腐敗度が180カ国の中、80位ですって！　なんでも点数にすると3.5点でブラジル・モロッコ
サウジアラビアなどの国々と同じだったそうですヨ。シンガポール9.2点（4位）、香港8.1点（12位）、
日本7.3点（18位）、台湾5.7点（39位）、韓国5.6点（40位）、マレーシア5.1店（57位）とタイが東南
アジアの各国に離されているのは、ちと寂しい気もします。だって近隣諸国と変わりませんモノ・・・

ベトナム2.7点（121位）、インドネシア2.7点（126位）、ミャンマー1.3点（178位）・・・　タイは3.5点ですヨ！
この点数は、きっと　タクシン氏なんかが大きく貢献しているのでしょうヨ。（笑）

　因みに、１位はデンマーク、スウェーデン、ニュージーランドの3カ国が9・3点で並び、 米国は日本と同点。
中国は3.6点で72位、最下位はソマリアの1.0点との事でした。

　タクシン氏が海外で騒げば騒ぐほど、彼のプロジェクトであったエリートカードや大学などが消滅し
タイの汚職度がアップされるような気もします。僧侶にでもなって静かにして居て欲しい、と言うのが
タイ政府の本音でしょうか？　



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