タイでゴルフ友達になりましょ。

ゴルフをしながらタイの豆知識・エピソードを発信するプログです。チョット得する、心が元気になる、そんなブログにしたいな?

タイの政局、益々 混乱する?

2008年09月10日 | タイの出来ごと、あれこれ
タイの首相サマック氏が、ひょんな切っ掛けから首相の座を追われました。
これでタイの政情も収拾されるのでしょうか。

ちょっと、笑ってしまいます。なんでも憲法裁判所が、「サマック首相が首相就任後もテレビ番組(8年ほど前から自ら
調理したタイ料理を紹介する)に出て、出演料など受取った」事が違法という判決が下ったようです。憲法裁判所は、
このことが、憲法の禁じる閣僚の副業に当たると認定したようです。辞めろ、辞めない、で踏ん張っていたサマック首相も、
司法の介入にはどうにも成らないようです。同判決は、いつもより早い決定で政局混乱の解決を意識したとも言われています。

テレビ出演の副業で失職するとは、国民投票を行なう、と拳を振り上げていた首相の権限も立場もありません。

2006年9月のクーデター後に、タクシンの元首相時代にはタクシン派が中心だった憲法裁判所の判事を、軍は各裁判所の中で
憲法裁判所の判事だけを、すべて入れ替えていました。これが反タクシン派の「思う壺」の結果と成っているようです。が・・

内閣も総辞職しざるを得ませんが、再任は問題無いようですので、再度 与党とサマック氏は首相再指名に意欲を
示しているようで、益々 政情が混乱するのではと懸念されています・・・ またまた困ったモンです。

もし再任が決まりましたら、退陣を要求している反政府団体・民主主義市民連合(PAD)の反発は、火に油を注ぐようもので、
抗議行動もより激しくなるでしょうネ。サマック首相が辞めても、昨年末の総選挙で最大与党となった「国民党の力党(PPP)」
ですから、サマック氏以外の人が出てきてもPPPとは変わらないでしょう。PADはサマック首相だけの退陣を望んでいるのか、
PPPそのものを拒んでいるのか、ワタクシには分りませんが・・・

いつまでもプミポン国王に頼ってもいられませんが、もうそろそろ出て来て貰わないといけない時期と、他国の
政情ながらワタクシ、こんなことを勝手に思っている今日この頃です。マサック首相も、まさかご自分の得意な
料理で失職するとは思いも因らなかったでしょうネ。

<サマック・スントラウェート首相>   ーニュースクリップから抜粋ー

1935年生れの73歳でバンコク生まれで貴族のお家柄。タマサート大学法学部卒を卒業し、1975年に副農相として初入閣。
1976年に右翼団体がタマサート大学を襲撃し多数の死傷者を出した事件で右翼暴徒を扇動したとされる。70―90年代に
副内相、内相、運輸通信相、副首相などを歴任し、当初は民主党所属だったが後にプラチャーコンタイ党を設立し、長く党首を務めた。

2000年のバンコク都知事選で過去最高の100万票を得て圧勝したほか、2006年の上院選でも最多得票で当選している。
自らフライパンを握るテレビの料理番組などを通じ、政治以外でお茶の間に人気があった。



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです   


  タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト





最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これには? (ben)
2008-09-10 18:10:36
本当にビックリでしたね?

まさか料理番組に出演してギャラを貰うと違法っていうのは・・・・なんとも・・・・タイらしいというか?

首相もこのくらいの法律は知っていそうですがね?
返信する

コメントを投稿