日本とタイで、今も将来も 由々しき事態です！

　
　タイ国もコロナ禍によって、２月から経済活動のほとんどがフラフラ状況です。
そんな中でも、建設現場と麻薬組織だけは、止まらずに稼働しているようです。

夜間外出禁止令が解除される14日15日に、北部チェンマイ県で２件の麻薬事件が発生。
一つは果樹園で、麻薬密輸者が隠匿しておいた覚醒剤約19万錠を陸軍のパトロール隊が

　
　＜いつも押収される量が 半端ないですねぇ～＞

押収しています。 そして、国道で不審な自動車２台を停車させ、検問してみると
車内に覚醒剤約80万錠、ヘロイン約10キロがあり、容疑者８人を逮捕しています。　

こうして時折、違法薬物を話題にするのも 残念なことですが、こうした大量の麻薬など 日本も
大きな取引先になっているからです。　入ってくる根源を根絶させないと、広まるばかりです。
新型コロナウイルスの拡大も怖いですが、日タイの違法薬物問題も恐ろしく由々しき事態です。

　
　＜逮捕の女性、騙されたとしたら可哀そう＞

覚醒剤の密輸が日本で急増していますが、日本に入る物はタイの15倍以上の価格で取引され、
現状はタイからが最多だといいます。９日にはバンコク近郊の密輸組織の関係先で、日本の末端
価格で4,000万円ほどの覚醒剤などを押収、ナイジェリア人･韓国人･タイ人男女10人を逮捕。

日本旅行ブームに乗って訪日するタイ人が、覚醒剤を隠し持って日本に入国しようとして逮捕
されるタイ人女性が多くなっています。 昨年に発覚した覚醒剤の密輸事件は過去最多となる

　

273件でしたが、このうち航空機を使ったケースが189件にのぼり、この中で最も多かったのが
タイからの密輸で49件だったといいます。観光ツアーに紛れ込む運び屋の女性たち、悲しいです。

運び屋の報酬は、日本での観光ツアーと７万円～10万円と聞きます。組織の一員もいれば、知らずに
運び屋にされていたケースもあるよう。タイの密輸組織と日本の暴力団が繋がっているんでしょうが、
昨年には100kg近く、末端価格で50億円以上の覚醒剤がタイから日本に密輸されたと推定されています。

　
　＜パネルの作戦名は Black Sashimi ＞

今回の運び屋事件に関しては、30人ほどを逮捕していますが、他の20人ほどを追っているよう。
現在、タイと日本の警察は情報を交換しながら、事件の全容解明に向けて捜査を進めているとか。
タイ警察が密輸の流れを示すパネルを作成しましたが、作戦名はなぜか「ブラック さしみ」。

なんでも覚醒剤は、タイ北部などで大量に製造され供給過多となっており、タイでの末端価格は
値下がりしているといいます。日本へ密輸する理由は15倍の高値で取引され、この価格の差と
日本を旅行したいタイ人女性が多いことが、日本への密輸を急増させている理由だと聞きます。
タイの人たちの日本旅行ブームに乗せていることが、悲しく悔しいですねぇ～　　


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