タイを 訪れる世界の人々は、何も観光客だけではありません。 治療や療養目的の外国人を
対象にした 「医療ツーリズム」 のビジネスも成長し、医療目的の訪問者も増えているようです。
年々 日本人も増えているのが、中国・香港でコストパフォーマンスの高い医療として知られている
“男女の産み分け” で、それを 望む夫婦が多く訪れていると聞きます。 日本では医療ではなく、
単なる親のえり好みのために受精卵を 選別する行為と、批判する医師も少なくありません。
日本では原則として認められていない男女産み分けを、タイに渡航して行なった夫婦が、12年で
少なくとも 90組 いたといいますから、昨年 あたりは100組を ゆうに超えているでしょうねぇ~
精子と卵子を 体外で受精させた受精卵の染色体を、子宮に戻す前に調べる着床前診断という
方法を 用い、確実に産み分けることができるとのこと。 男女産み分けは 「医療ではなく親の
身勝手だ」 との批判が強く、日本では倫理面での議論を たびたび 呼び起こしていますよネ。
<着床前診断>
体外受精による受精卵を 子宮に戻す前に染色体の異常を 調べること。 男女の産み分けは、
23対 (46本) ある染色体のうち、染色体を 調べることで、確実に男女の産み分けができ、
近年では、全染色体の異常を 調べられる新型着床前診断も登場している。
タイでも医師会の指針では認められていないようですが、罰則がなく、小規模な医療施設で行なわれて
いるのが現状です。 当然、倫理上の問題があるとして、法の整備を 進めるべきだという声もあります。
費用は渡航費を 含め約150万円 (米国の三分の一) で、これを 日タイで手配する仲介業者がいます。
男女産み分けを 望む夫婦に中国本土や香港、オーストラリアからも 多く来ていると聞きますネ。
特に一人っ子政策の中国からの男女の産み分けを 望む夫婦が多いらしいですヨ。 中国の
代理店では、その費用は約30万バーツ (約100万円) ほどで、日本より ずぅっと安い金額です。
こうした市場は、年間で50億バーツ (約150億円) に上るといいます。
意外なことに、タイで着床前診断を 利用した日本人夫婦の9割以上が女の子を 希望したとのこと。
「男は成人すると実家に寄りつかなくなるが、女の子は結婚後も出産などで頻繁に実家に顔を 出すので、
老夫婦の寂しさを 紛らわせてくれる。 だから女の子を 欲しがる親が増えている」 と ・・・
本当に このような理由なんでしょうか? ちょっと疑問ですがネ。
米国では規制する連邦法がないので、自由に行なわれているそうです。 英国などでは着床前診断
そのものを 認めている国でも、生み分けは認めていません。 認めているのは、重篤な遺伝病を 回避する
という医療の目的のある場合だけです。 神戸市の産婦人科医院が、全染色体を 調べる新型着床
前診断を 不妊患者に実施し、16人の赤ちゃんが誕生しましたが、これは妊娠率の向上が目的でした。
タイは近年、医療技術の進歩と安い料金で、海外からの患者が増えている 「医療ツーリズム」 の
先進国になりつつあります。 各国で規制がある生殖医療について、タイは事実上の規制が緩いことも
患者が集まる要因でしょう。 そう言えば、性転換手術も世界一 行なわれている国ですよネ。
患者が集まれば良い だけでなく、また医療進歩と同時に論理観の見直しが必要でしょうネ。
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