7月今年から タイのプラユット首相率いる新政権が、民政としてスタートしています。
それに伴い 新閣僚36人も決まり、第二次政権が動き出してから、多くの政府機関の人事
異動が行なわれてきました。タイ政府観光庁(TAT)の東京事務所も、前所長パッタラアノン・
ナチェンマイ氏から、新所長のセークサン・スィープライワン氏に変わりました(8月に就任)。
<左が新所長のスィープライワン氏>
前所長のナチェンマイ氏はラッキーでした。2013 年に日本政府が タイ人の15日間用の
「短期滞在査証(ビザ)」を免除し、訪日ブームが真っ盛りの16年に着任しましたからネ。
訪日ブームは今でも多少続いていますが、ピークを迎えた? 今年になってからの離任でした。
ナチェンマイ前所長の在任4年間の間に、18年度のタイの外国人訪問者が3,800万人
(前年比7.54%増)、収益が620億ドル(同9.63%増)まで成長しました。それには日本も、
訪問者数約163万人(同7%増)の世界5位という訪問者数で大きく貢献しましたよネ。
TATの報告で日本人の訪タイ市場を見ると、収入は前年比9.7%増の23億ドル(約2,485億円)。
日本人の滞在は平均7.8日で、消費額は1日平均180ドル(約19,440円)、リピーター率は
79%(ファーストビジターは21%)、旅行手配はFIT(海外個人旅行)が85%(グループツアーは
15%)、男女比は男性66%、女性34%となっていました。この具体的な数字は初めて目にしましたが、
リピーター率 79%と個人旅行 85%が高く、滞在が平均1週間以上とは、長期型と言えるんでしょうネ。
19年度の日本人訪タイでは、推定25億ドル(同10%増)の観光収入を見込んでおり、
目標は180万人だそう。この数字を引き継ぐのが、新所長のスィープライワン氏です。
彼は7月まで、タイ東北部のウドーンターニー オフィスで所長を務めていましたので、
東京の新所長就任は大抜擢と思いきや、ウドーンターニー勤務の前は、12年から16年に
大阪事務所で副所長を務めていた経験があり、日本語も 結構 堪能だそうです(苦笑)。
<新所長のスィープライワン氏>
今年の目標 180万人に、1月から6月までの渡航者数は86万4,000人で、これはすでに前年比
10%増の伸びを示しているといいます。 今年の目標はなんとか、クリアできるでしょうか?
でも大変な時に着任しました。来年の2020年にタイ国政府観光庁は創立60周年を迎えます。
そして、奇しくも東京オリンピックの年でもあります。20年の目標は、タイも日本も「相互の
観光収入10%増」と設定されていると聞きます。タイ人の訪日はオリンピックがあるのでクリア
できるでしょうが、日本人の訪タイは10%増というと198万人、ちょっと厳しいかな。明日に続きます。
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