いよいよ、2015年の「ASEAN経済共同体」構築に向かって、日タイの銀行が活発に動き出しています。
ASEAN (東南アジア諸国連合) は、従来東アジアで唯一の地域協力機構であり、1967 年の設立以来、
政治協力や経済協力など各種の協力を 推進してきました。 加盟国も設立当初のタイ・インドネシア・
マレーシア・フィリピン・シンガポールの5カ国から、1984 年にブルネイ、1995 年にはベトナム、
1997 年にラオス、ミャンマー、1999 年にカンボジアが加盟し、現在は 10 カ国へと拡大しています。
今や 東南アジア全域を 領域とすることとなりましたが、域内経済協力も1976年から開始、1992 年から
ASEAN 自由貿易地域 (AFTA) を 目指し、2010 年1 月 1 日には原加盟6カ国により 関税がほぼ
撤廃されました。 現在は 2015 年を 目標に ASEAN 経済共同体 (AEC) の実現を 目指しています。
その中心にいるのが、地理的にも また 経済発展著しい中進国であるタイですネ。 ASEAN 諸国は
急速に発展中であり、中間層の拡大とともに巨大な市場になっていくことが期待されています。
EUの欧州経済共同体までとは ならなくとも、ASEAN が 10 カ国によって AEC を 確立すると、中国や
インドにも対抗する規模の経済になる可能性があります。 タイと良好関係にある日本も指を くわえて
見ている場合ではありません。 最近 実に 日タイの銀行筋が旺盛に動き出しています。
先週もタイの大手カシコン銀行が、東京商工会議所と提携し 東商会員企業とタイ企業のビジネス
マッチングや、タイ進出を 検討中の東商会員企業向けの進出支援セミナーを 開催すると発表しています。
カシコン銀行は3月末時点の資産総額が、2.1兆バーツ (約6.8兆円) の銀行ですが、東京都民
銀行など日本の地銀24行と提携するなど、タイの日系企業向けサービスに力を 入れている銀行です。
年内にも 他の道府県の商工会議所とも協力体制を 構築する方針だそうです。 東商が外国の金融機関と
提携するのは初とのことですが、今回の提携で、会員企業約8万社のタイ進出を 支援することになります。
また 三菱東京UFJ銀行が、タイの大手商業銀行アユタヤ銀行を 子会社化すると正式発表しましたネ。
長くなりますので、明日に続きます ・・・
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