もう~ タイはどうなってるんですかねぇ~。またもや過激なデモ隊が集結して、軍部の出動、介入か? ですって!
日本にも新聞報道されていますから、友人から「またクーデターか?大丈夫か?」と電話が入るほどです。
なんでも、現サマック政権は06年に暫定政権によって制定された憲法を、タクシン政権時の民主憲法に改正する為に、
国民投票を行なう、また チャクラポップ前首相府相による王室不敬発言、この二つの問題を反タクシン派である
市民民主連合(PAD)が噛み付いて先月の25日から始まったデモは5万人を超えたようで、まだ続いています。
< 選挙権も無い我々外国人がタイの政治について、とやかく言う資格はありませんし、どうにもならない事ですが
こうして生活して、生の政治の動向を肌で接すると、ついつい一言、二言いいたくなってしまいます。(笑)>
デモ隊がピークに達した31日は、サマック首相がテレビ演説で反政府集会の強制排除を打ち出したことで、デモ隊と警察の
衝突かと、案じられましたが、流血の事態となればクーデターの可能性も高まることからサマック首相も慎重になり
上げた拳を下げて事無きを得たようですが・・・
なんせ、このPADは2006年春に数万人規模の反タクシン政権街頭デモをバンコクで何度も行い、9月にタクシン政権追放の
軍事クーデターの切掛けをつくったグループですからネ。今回も集会のメンバーは2年前と全く変わらず、
グループの集会陣頭指揮役から政府批判の演説者、参加者も同じ顔ぶれだそうですからサマック首相側政府もびびります。
更に怖いのは、参加者には弁当、果物などが無料で配られ、そのような場所に屋台や露店が目ざとく立ち並び、政治や集会に
興味が無い、関係の無い人までがお祭り気分で参加しますので、人数も大きく膨れ上がり違った方向へと進んでしまいます。
評論家が「タイにはタイの政治、民主主義があり、他国や外国人に批判される必要は無い」と言っているようで、
気持ちは分かりますが、つい最近に米国のロバート・ゲーツ国防長官が訪タイした折も、タイの政治情勢に懸念と心配を
示したそうです。我々だって同様です。朝日新聞に、こんな記事が掲載されていました。
「タイの政治は循環する。政権が腐敗すると軍と力が刷新し憲法を制定する。総選挙を経て議会政治に戻るが、
政党政治が腐敗すると再びクーデター・・・戦後、未遂を含め十数回を数えるクーデターの成否は国王の承認にかかり、
事実上の王制の中の人事異動のようだ」とある人は言う・・・と。 そう見られても仕方無い面は確かにありますネ。
まだまだ タイの政権は落ち着きません。さぁ~ どうなるのか、タイの市民も外国人も落ち着かない日々です。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
日本にも新聞報道されていますから、友人から「またクーデターか?大丈夫か?」と電話が入るほどです。
なんでも、現サマック政権は06年に暫定政権によって制定された憲法を、タクシン政権時の民主憲法に改正する為に、
国民投票を行なう、また チャクラポップ前首相府相による王室不敬発言、この二つの問題を反タクシン派である
市民民主連合(PAD)が噛み付いて先月の25日から始まったデモは5万人を超えたようで、まだ続いています。
< 選挙権も無い我々外国人がタイの政治について、とやかく言う資格はありませんし、どうにもならない事ですが
こうして生活して、生の政治の動向を肌で接すると、ついつい一言、二言いいたくなってしまいます。(笑)>
デモ隊がピークに達した31日は、サマック首相がテレビ演説で反政府集会の強制排除を打ち出したことで、デモ隊と警察の
衝突かと、案じられましたが、流血の事態となればクーデターの可能性も高まることからサマック首相も慎重になり
上げた拳を下げて事無きを得たようですが・・・
なんせ、このPADは2006年春に数万人規模の反タクシン政権街頭デモをバンコクで何度も行い、9月にタクシン政権追放の
軍事クーデターの切掛けをつくったグループですからネ。今回も集会のメンバーは2年前と全く変わらず、
グループの集会陣頭指揮役から政府批判の演説者、参加者も同じ顔ぶれだそうですからサマック首相側政府もびびります。
更に怖いのは、参加者には弁当、果物などが無料で配られ、そのような場所に屋台や露店が目ざとく立ち並び、政治や集会に
興味が無い、関係の無い人までがお祭り気分で参加しますので、人数も大きく膨れ上がり違った方向へと進んでしまいます。
評論家が「タイにはタイの政治、民主主義があり、他国や外国人に批判される必要は無い」と言っているようで、
気持ちは分かりますが、つい最近に米国のロバート・ゲーツ国防長官が訪タイした折も、タイの政治情勢に懸念と心配を
示したそうです。我々だって同様です。朝日新聞に、こんな記事が掲載されていました。
「タイの政治は循環する。政権が腐敗すると軍と力が刷新し憲法を制定する。総選挙を経て議会政治に戻るが、
政党政治が腐敗すると再びクーデター・・・戦後、未遂を含め十数回を数えるクーデターの成否は国王の承認にかかり、
事実上の王制の中の人事異動のようだ」とある人は言う・・・と。 そう見られても仕方無い面は確かにありますネ。
まだまだ タイの政権は落ち着きません。さぁ~ どうなるのか、タイの市民も外国人も落ち着かない日々です。
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タイは立憲君主制で、国王は平時は象徴的な存在ですが、いざ政治的な危機が発生すると、絶対君主制に一変します。
現在のタイの政治危機ですが、根本にあるのは、バンコクの中産階級と地方(特に東北部)の貧困階層の農民の対立です。
タイは民主主義の国で、普通選挙を実施していますが、選挙で勝つには、有権者が多い東北部の農民の支持が必須です。
タクシン元首相は、東北部の農民の票を金で買収するのが上手でした。
バンコクの中産階級の不満は、買収資金の原資は、自分たちの税金だということです。
票の買収により選挙結果が正当に反映されないことに苛立つバンコク市民は、集会・デモで反政府活動を活発化し、政権交代を実現するしか方策が無いわけです。
警察出身のタクシンに対して、軍部、国王官僚団がタクシン嫌いで、バンコク市民に同情的なのも、PAD陣営(民主主義連合)を強気にしています。
また、タイの大企業であるバンコク銀行やCPなどがPADの支援をしていて資金面で余裕があるのも集会が長期化する背景です。
タイの選挙民の意識調査 (LOOK THAIから転載)
2007年12月の総選挙で自分の票を売るかというアンケート調査がなされました。その結果、回答者の2/3が売ると答えているそうです。タクシン首相を賄賂政治、不正な票買いと批判しクーデターが起こり、タクシン氏を追い出したはずなのですが、国民は何を考えているのでしょうか?
次回の総選挙の意識調査で回答者の約2/3が自分の票をお金又は自分の便益となる物と交換すると答えた。そして大多数が選挙違反となる行為を見ても選挙管理委員会に訴えることはしないと言っている。
ABAC大学は10月15日から20日まで選挙意識に対する調査を行い、14県から3,758人の回答をもらった。それによれば64.6%が彼らの票を売っても良い、また物と交換しても良いと答えている。そして35.4%だけが拒絶すると答えている。
調査では自分が支持する立候補者に投票すると答えた者は28%そして支持する党の立候補者に投票すると答えた者が20.1%だった。
調査を行った14県はバンコク、パトンタニー、プラチンブリー、カンチャナブリー、プラチュアン.キリカン、ナコンラチャシマ、コンケン、ウドンタニ、チェンマイ、ナコンサワン、ピサヌローク、トラン、スラタニーそしてナコンシータマラートである。
ABAC大学のナポッド氏は多くの人が票を売る傾向に不安を抱いていると言っている。また最悪なのは誰も”票を売ると言う不正”に見て見ぬふりをすることだ。彼は言う「国民に票を売ることの危険性を気づかせなければならない。もし汚職政治家が当選したら国は大きな損害を被ることになるだろう。」国民は選挙機関と協力し、票の売買を阻止し選挙不正行為を無くさなければならない。