タイの政府機関である「矯正局」が、このたびタイ国内の外国人受刑者16人の
帰国を承認しました。帰国する外国人受刑者は母国にて受刑させるとのことです。
タイには国のおめでたい大きな行儀などがある時に「恩赦」が行なわれますが、今回は
恩赦ではなく、“タイの刑務所が慢性的な過密状態であり、それを緩和する”とのこと。
日本人受刑者が途中出所できるケースには二つの方法が ・・・ 重軽罪を問わず恩赦や特赦が
ある時に出られますネ。もう一つは、2009年1月に日本とタイで結ばれた「日タイ受刑者
移送条約」に基づき、日本の刑務所に移送され、日本で受刑することになります。今回は
その「日タイ受刑者移送条約」にて日本人一人が帰国します。ある意味、良かったですネ。
タイの刑務所には日本人受刑者が、今は25人前後いると聞いたことがありますが、どんな
理由でどんな犯罪者が、一人選ばれたんでしょう。 そういうことは公にはされません。
帰国させる受刑者は16人で、その他の国の受刑者はイラン人10、ベルギー人・スイス人・
オランダ人・イギリス人・ラオス人のそれぞれ1人ずつと報道されていました。
同条約は「刑を言い渡された者の移送 及び 刑の執行における日本国とタイ国との間の
条約(略称:日・タイ受刑者移送条約)で結ばれ、翌年より効力される」としています。
2009年 当時には、タイにおける日本人受刑者は20名、日本におけるタイ人受刑者は78名
いたそうです。本条約には「日本とタイとの間で、相手国の裁判所が拘禁刑を言い渡した
自国人受刑者について 一定の条件を満たす場合に、本国に移送する手続きなどについて定めるもの」
とあります。 “一定の条件を満たす” とは、どのような条件なのか、ちょっと興味がありますネ。
今回は確か2014年に続いて2回目の施行ですが、1回目は二人の日本人が移送されました。どちらも
日本で残りの刑の執行を受けるかたちとなります。が、刑期などの詳細は明らかにされませんでした。
タイの刑務所は日本と違い、汚く全てが地獄だと言われ、どの日本人受刑者も日本の
刑務所に移して貰いたいと希望していると聞きます。 そりぁ~ そうでしょうねぇ~
受刑者移送条約は、刑を言い渡された両国の外国人を本国に移送することで、言葉や文化の
違いによる所内のトラブルを減らし、更生や社会復帰をしやすくするのが目的といいます。
そして、受刑者本人の希望、国同士の合意があり、受刑者の犯罪が母国でも罪になる場合に、可能
となるようです。ですが、その基準は分りません。そして頻繁に施行させることは無いようです。
犯罪にもよりますが、真に改心しているのであれば、個人的には自国に帰してあげたく思いますネ。
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