爆破事件のその後、解決の糸口が見えてきた？

　　
　８月17日に起きた爆弾テロ事件、ようやく 解決の兆しが見えてきましたネ ・・・

昨日 タイ警察は、自宅アパートに爆弾材料を所持していたとして身柄を拘束していた男を
実行犯と断定し、殺人などの疑いで逮捕状を取りました。　ただ 自身で現場に爆弾を置いた

　

「黄色いＴシャツの男」だと認めたらしいのですが、男の弁護士は無実を主張しています。
自供があったとしても、実行犯であることを裏付ける証拠をしっかり集める必要がありますネ。

この男 アデム・カラダク容疑者は、寺院「エラワン廟（びょう）」で 起きたテロに
関連し、バンコクのアパートで爆弾製造に使う材料と共に 身柄を拘束されていました。

これまで事件への関与を否認していましたが、その供述を一変、「自分が黄色いＴシャツの男だ」
と認め「爆弾を仕掛けた後に公園のトイレでグレーのシャツに着替えた」と供述を覆しました。

　

確かに 公園の防犯カメラには、カラダク容疑者とみられるグレーのシャツの男の姿が映っており、
これと自供が決め手となって 実行犯と断定し、殺人などの疑いで逮捕状を取ったといいます。

でも まだまだ どうなるか分かりませんヨ。　気になるのは、カラダク容疑者の弁護士である、
チューチャート氏は「防犯カメラに映った男はカラダク容疑者と身長などの特徴が異なる」と

　

指摘したところ、22日以降、警察から「カラダク容疑者は病気」という理由で、面会を
拒否されているようです。よって、自供が事実かどうかは確認が取れていないんですネ。

これもタイの警察らしい情況が見え隠れしていますが、カラダク容疑者に爆弾を渡したとされる
爆発物所持の疑いで逮捕していたミーライリー容疑者も殺人容疑で逮捕状を取っています。
同時に、逃亡中の容疑者ら計15人についても「彼らと共謀した」として、逮捕状を取りました。

　

これから多少の変動はあるでしょうが、ここまでくれば解決の糸口と動機が解明されるかな。

そう言えば、今日・明日と一般公開される世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」（東京
ビッグサイト）に出席したコープカーン観光スポーツ大臣は、24日 わざわざプレスミーティングを
東京・ホテルグランパシフィックで開き、“タイは もう 平穏で安全です” と、訴えていました。

　
　　　　　＜中央の女性がコープカーン大臣 …＞

「軍・警察・観光警察・ボランティア・民間の企業など6,000人が、ネットワークを作って各エリア
ベースでバンコクの安全を守り、バンコク都内の防犯カメラを事件前の48,000台から59,000台と大幅に
増設、更なる安全の確保に取り組んでいる。もう万全な安全体制が整った」と強調していました。

「ツーリズムEXPOジャパン」に観光大臣が出席したのは、タイ・インドネシア・ブルガリアの
３カ国だけで、日本人の訪タイを期待するタイからは、多くの幹部スタッフも出席しています。
完全に普段通りのタイ・バンコクに戻ることも近いでしょう。