タイ・ゴルフプロ協会の会長は？

行方が分からなかったタクシン元首相がテレビのインタビューに答えながら姿を現しましたネ。

6日に会長を務めるタイ・プロゴルフ協会（TPGA）のバンコクでの会合に出席した後、何日かぶりに報道陣の前に出てきました。
12日に土地不法取得疑惑の公判に被告人として出廷した後、自らがオーナーとなっている英国サッカー、イングランド・
プレミアリーグのマンチェスター・シティの経営に携わる為13日に英国へ戻ると、本人からスケジュールを伝えています。

タクシン氏は、宿泊予定のペニンシュラホテルで記者会見を行なって以来、3月に入り行方が分からなくなっていましたが、
巷の噂では、身の安全を考慮してある大きなサービス・アパートメントに鞍替えしていたようです。
2006年9月に外遊中に起きた軍事クーデターで首相の座を追われて以来、娘の留学先の英国に滞在していましたが、
現在も自宅がありますので、サッカーの経営云々よりも身の安全を考慮しての英国行きなのでしょう。

処で、タイ・プロゴルフ協会(タイPGA)の会長に就任して、そろそろ一年が来ようとしています。昨年4月30日の年次総会で、
新会長にタクシン氏を担ぎ出した時は、タクシン元首相を失脚させた、当時のソンティ陸軍司令官や暫定政府首脳らは、
「選出した人たちは精神科医に診てもらうべきだ」とマスコミなどに強い不快感を示したのは記憶に新しい事でした。

そうりやぁ～そうですよね。タクシン氏は、一昨年9月のクーデターで失脚して以来、海外で亡命生活を送っており、まだ
処遇も定まらず、タイに再入国できない人を、タイを代表するゴルフ会の会長に選ぶとは、彼を失脚に追い込んだ
反タクシン派で無くとも誰もが不可解な選出と思い、いろいろと勘ぐられました。

タクシン氏は、自分でゴルフ場(アルパイン・ゴルフ＆スポーツ・クラブゴルフ)を所有するなど、 “ゴルフ好き”は有名ですから、
この名誉職を打診された時は、飛び上がるほど嬉しかったでしょうネ。タクシン氏も快諾し、会員からも異論はなかったとの事でした。

さて、そのタイ・プロゴルフ協会(TPGA)ですが、TPGAの前身である「ゴルフ教師協会」が設立されたのは1968年（40年前）だそうで
その後「タイ・プロゴルファー協会」、「タイ国プロゴルフ協会」と二度改称され、現在に至っているようです。
協会の役割は、タイのプロゴルフ業界　及び　タイ人ゴルフファーの育成だそうですが、現在　協会に登録されている
タイ人プロゴルファーは約600人いるそうです。

が・・まだまだ　スポンサー、大会の少なさが問題視されているTPGAですから、今となればタクシン氏のような大財閥が
会長に就任したことは、タイのプロゴルフ業界が大きく育むことに強力な援護になるでしょうし、タイ人ゴルファー達も大歓迎でしょう。
タクシン氏について、ワタクシらが云々する必要もありませんが、タイのゴルフ協会が大きくなってくれたら嬉しい限りです！


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