タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイ人には利用できない?大手病院って!

2008年02月24日 | タイの出来ごと、あれこれ
先週は、ワタクシの知人がゴルフ場で気分が悪くなり、急遽ゴルフを止めて帰りましたが、次の日に病院へ同行しました。
(次の日のゴルフは、ドタキャンです。Kさん申し訳ありませんでした。この場を借りて再度御免なさい、です。)

結局 疲れと日本との温度差による体調不良だけで、事無きを得ましたが、ワタクシも丈夫で健康なだけに、普段は無頓着なのですが、
こうして病院などを訪問すると、海外生活での健康面、自分が入っている保険、治療して貰う病院の設備・環境、何かとお世話に
なるであろうワタクシの廻りの友人、知人・・・等々。ワタクシ自身のインフラを改めて考えさせられます。


ワタクシら外国人は、怪我をしたり、病気になった折にどこの病院へ行くか決めておいたほう良いと、よく言われます。
タイ語で多少日常会話が話せても専門語が必要な病院ではそうはいきません。警察や病院では完全な通訳が居たほうが安心ですものネ。

バンコク市内には日本語が通じるサービスを行っている大手の病院がいくつかあり、バンコク国際病院、バムルンラード国際病院、
サミティヴェート病院などが有名です。が・・・タイでは4、5年前から「アジアのメディカルセンター」を目指し、外国人治療の促進に
注力しながら、また病院はそれぞれ上場していることも手伝って、利益優先ですから治療費は非常に高くなります。

各病院とも、タイの富裕層やお金持ちの外国人を獲得するのに、あの手この手のサービス提供の競争も熾烈で、
フリーペーパーの広告をいつも賑わしているのは、これらの大手病院が中心ではないでしょうか?

「アジアのメディカルセンター」を目指している成果も順調で、毎年、外国人の利用者は30%の伸びを続けているそうです。
なんと利用者のトップは日本人だそうで、アメリカ、バングラディッシュ、イギリスと続き、がん・心臓病治療など、先進国と
変わらない医療水準、医療態勢である為、中近東、近隣諸国の富裕層も多くなっているようです。

ですので、他の中堅病院、国立病院でも外国人患者を受け入れる態勢を整え始めているとも聞きますので、外国人には病院などの
選択肢も広がり良い傾向です。しかし 富裕層や医療保険、海外旅行保険などを持っているワタクシらは、これらの病院を利用できて、
折角大手病院が持っている医療水準を一般国民が利用できないのは、何か腑に落ちません。

宣伝にお金もかけますし、設備も高等医療ですから治療費も随分と高額にはなるでしょうが、怪我で緊急にこれらの病院に
運ばれても、まずはお金があるかをチェックされ、支払能力の無い患者さんは追い返されます。

「30バーツ医療制度」(保障、保険でカバーされない人々を対象に、一回の診療を30バーツで賄う制度)を謳った
タクシン元首相の復帰を期待する国民の声も、こんな所にも出てきてよく理解できます。

上述の知人の場合は、海外旅行保険の利用でキャッシュを払わずに済みました。また日本の国民保険も利用できると聞きます。
日本国内では、保険制度にいろいろ問題はありますが、こうして海外に出ると世界でトップクラスの日本医療保険制度の
素晴らしさをこれまた、改めて感じ入る次第です。

タイでは、まだ保険制度がしっかりしていませんから、タイの富裕層だけが平均長寿が延びているような気がします。


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2 コメント

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タイの医療レベルと30B医療 (prius)
2008-02-24 11:26:47
<最新機器・新治療法、国際レベルのタイ医療>
NEWSCLIPから転載。

 「タイの病院に通うのは不安」と言って、体調を崩してもがまんし、こじらせてから慌てて病院を訪れる日本人がいるが、「タイの医療レベルは日本より劣る」というのは単なる思い込みでしかない。

タイの病院では、最先端の医療機器が日本や欧米諸国と時差なしで導入され、日本では治験に長い時間をかける治療法が積極的に採用される。この場合のタイの病院とは、一部の国立を除く私立に限定されるものの、日本よりむしろ「進んでいる」のが実情だ。

日本の病院を「役所」と例えるなら、タイの私立病院は「株式会社」となる。閉院すると救急患者も診てもらえなくなる日本と違い、タイは1日24時間、1年365日、通院・入院が可能だ。

日本では、病院があてがう医師から治療を受け、その医師の指示に従がって療養する。一方タイでは、患者が自分に合った医師を指名し、どのような治療を受けたいのかを主張する。医師は患者の希望に沿って、最善の治療法を提案することになる。

病室はアメニティが万全で、ホテルの客室さながら。入院となった場合でも、日本のように身の回り品を用意する必要はない。持って行くのは院内のコンビニで買い物するためのちょっとした現金、そして退院時の服ぐらいだ。病室の電話は全室直通。
診察料は、多額の現金を用意しなければならない日本と違って、クレジットカードでの支払いが可能だ。領収書には、使ったガーゼの枚数など医療備品の種類と数量までもが明記されている。疾病治療のみを目的とせず、効率・サービスをも求めた「経営」がなされているのが、タイの私立病院だ。

医療機器は、日本や欧米諸国同様の最新機器が導入されている。人体を断面撮影するCTスキャンの中でも最新鋭の「64断層CTスキャン」、磁石が発する磁場と電波を利用して情報を採集するMRIの中でも特に画像診断に適した「1.5ステラMRI」、胎児を立体画像で確認できる「4D超音波エコー」などのほか、日本では遅々として普及しない「カプセル内視鏡」も一般化しつつある。

治療法に関しては、むしろ日本より進んでいるといえよう。効果が実証された新しい治療法は、日本では治験のために早期採用が困難だが、タイでは病院経営陣が臨床医の要請に対して積極的に応えている。米国留学の医師が多く、最新情報を英語で得ることが出来るのも、タイの医師たちの強みだ。医師たちは複数の病院で兼務できるので、良い医師が1カ所に束縛されることがないのも、国内の私立病院の全体的なレベルアップにつながっている。

<30B医療の功罪>

30バーツ医療制度はタクシン政権の目玉政策のひとつ。
国立病院と一部私立病院での診療・治療費が、どのような難病でも1回30バーツになり、医療制度から取り残されていた地方住民、貧困層の支持を得た。一方、02年度に481億バーツだった予算が05年度845億バーツまで膨張したほか、患者の急増で国立病院の医療の質の低下、医師の民間転出を招いた。

2006年9月のクーデター後、保健省は、1回一律30バーツの医療制度を無料にする方針を決めた。30バーツを徴収・管理するための経費が無駄と判断した。

30B医療制度は、国民皆保険から取り残された貧困階層(タイ人口6500万人のうち4500万人が対象とか)にとっては朗報でしたが、現実には、財政の裏づけがなく、実質破綻しました。
30Bでは碌な治療ができるはずもなく、病院では簡単な治療しかしませんでした。
また財政が不十分なため、病院が疲弊し、医師が逃げ出しました。悪循環です。

タイの富裕層から相続税・贈与税などの新税で、健康保険の財源を確保し、貧困層へ所得の再分配を行なうと言った抜本的な対応をしなければ、30B医療は、政治家の大衆ばら撒き政策に終わってしまい、タイ政治の歪みを拡大するだけでしょう。
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ロングステイヤーの保険 (Prius)
2008-02-24 10:43:40
海外にロングステイすると、不安なのが病気になった時。
盲腸の入院でも100万円くらいかかったとか、日本へ搬送するのに500万円かかったというケースもあります。

海外旅行傷害保険に加入するのがベターですが、長期の滞在だと、保険料が10万円以上になります。

2001年から、国民健康保険が海外でも適用になりました。

ただし、日本の健康保険制度は、日本独自のものなので、海外で入院して保険証を出しても、3割負担にはなりません。

いったん全額を自己負担して領収書などの必要書類をもらってきて、日本で申請すれば、日本での治療に換算して健康保険の3割負担が適用されます。
しかも、高額療養費制度を使うことができるので、負担はかなり減ります。

海外旅行保険では保険対象外である、既往症の発症や歯科治療も対象になります。

ただ、日本語に翻訳して提出しなくてはならないなど手続きが面倒だという人は、下記のサイトに出てくる機関へ依頼できます。

手続きの詳細は下記サイトをご覧下さい。
あらかじめ、必要書類をプリントして手元に置いておくと安心でしょう。

http://www.petite.co.jp/iInsurance.htm

http://www.add7.net/newyork/hoken.htm

海外旅行保険に加入する前に、自分のクレジットカードに、海外旅行保険がついてないかチェックして下さい。
年会費が不要なクレジットカードに保険がついているものもあるのでネットで検索されて下さい。

海外で入院すると、最高200万円まで入院費が補償され、死亡した場合には、2000万円までの補償が付いていますから、こうしたカードを何枚か持っていれば、わざわざ有料の保険に入らなくても大丈夫です。

なお、タイに長期滞在される方には、年齢制限がありますが、AIAのような医療保険もあります。

個々人の滞在期間に応じて、対応されるのがいいでしょう。
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