昨日 ”19年には、訪タイした外国人観光客は4,000万人近くになり、その4分の1以上を
中国からの観光客が占めていた” と触れましたが、こんなニュースを目にしました。
バンコクポストによると、世界最大級のメガバンクであるHSBCホールディングスの調査で、
「今後 新型コロナウイルスのパンデミックが収まっても、19年以前のように 再度 中国人
観光客が大挙してやってくることはないだろう」という内容です。熱しやすく冷めやすい、
という中国人の特有もあり、タイ国に対する熱はすでに冷めてしまったようです。
もし今年中旬から中国人の海外旅行が再開されても、目的は変化しますので、以前のように
買物でバタバタしている観光旅行は少なくなり、19年の頃とは違ったものになりそうです。
一般の中国人観光客は、ゴルフもしなければ、ある国々のように夜遊び目的で訪タイする
でも無く、観光と買い物がメインの旅行です。コロナ禍により、海外旅行が出来ない内に
他国の観光スポットを見つけているといいます。日韓人はゴルフなど、欧米人はビーチなど
明確な目的が無ければ、何かのきっかけで他へ乗り移ってしまうでしょうネ。
ビフォーコロナの頃は、観光で訪タイした中国人が、投資目的でバンコク・チェンマイ
などのコンドミニアム市場の調査をしている、なんて話をよく耳にしたものです。
実際 5・6年前ころに、多くの中国人小投資家がタイのコンドミアムを買っていました。
ですが昨年来、中国の不動産大手である恒大集団の経営危機が叫ばれ、中国での不動産
バブルの崩壊が噂されて以来、不動産購入の熱も冷めてしまったようです。ましてや、
海外での投資には慎重になり、タイの不動産にも興味を示さなくなるんでしょうかネ。
ただ タイ国も不動産を絡ませ、富裕層用に長期滞在(10年以上)のビザを発給し、今までの
ロングステイビザを変えようとしている感があります。欧米人や日本人などのリタイヤーに
とっても人気のあったマレーシアは既に、取得要件(国外の月収約100万円以上・定期預金
約2,600万円以上など)を大きく変え、年金生活者が住めない国となってしまいそうです。
タイ国でも、新型コロナウイルス禍を機会にリモートワークで働く専門職や世界の富裕層など
最大100万人を国内に呼び込もうと、国内の不動産やタイ国債に25万ドル(約2,800万円)から
50万ドル(約5,800万円)投資した外国人に、長期滞在用のビザを発給することを決定しています。
このビザには、最上クラスの中国人富裕層が、興味を持っていると聞きます。明日に続きます。
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