タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイのもう一つの社会問題!

2008年09月28日 | タイの出来ごと、あれこれ
9月に入って、覚せい剤絡みの嫌な事件が目立ってきています。

また新たな由々しき心配種が拡大しそうな気配です。しかも普通の若い女性が関わった事件が目立ちます。

14日には、東北部のウドンタニ県で、女子大生が交際相手の男子学生と共謀して、学生相手に覚せい剤を密売したと
逮捕され、自室から140錠の覚せい剤が押収されました。稼いだお金で乗用車を購入したりしていたようです。

19日には、東部チョンブリ県で、二人の子持ちの15歳の少女が、検問所で下着の中に覚せい剤47錠を隠し持っているのを
発見され、その場で逮捕されています。夫は覚せい剤中毒でまったく働こうとしないことから、「子どものミルク代を
稼ぐため仕方なく覚せい剤運びをしていた」と供述しているとの事です。いやぁ~ これは、なんとも侘しい出来事です!

売る方だけで無く、買う方、使用する方にも男女の学生が絡むなど、このままでは大きな社会問題に発展するのではと
気になります。北部チェンマイ市内の学校には近隣県から数千人の学生が集まっており、これらの学生は親元から離れて
生活している為、監視が行き届かず容易に薬物に手を出すことが心配されます。

タイでは、タクシン政権時代(01年~06年)の03年2月に初めて全国規模での薬物一掃キャンペーンを展開し、2千人を超える
死者を出し国内外から厳しい批判を浴びながらも、麻薬撲滅にかなりの成果を出した実績があります。関係の無い人まで
死亡させたのではと、賛否両論でしたがこんな大胆な政策・奇策が出来るのもタクシン氏が、今だに人気がある所以でしょうか。

しかし一時的に治まったかに見えた「覚せい剤犯罪」も、タイが悩める問題として陸続きなる隣国諸国からの流入があります。

去る21日にカンボジアの首都、プノンペンから43歳の女性が600錠の覚せい剤をコンドームに詰め込み、それを下半身に
隠し、東北部サケオ県の国境から陸路でタイに密輸していた事件も発覚しました。しかし問題はミャンマーです。

なんせ 同国のアヘン生産量は前年比46%増の460トンで、国別の生産量ではアフガニスタン(約8000トン)に次ぐ
世界二位だと言いますから驚いてばかりでは無く、国境地帯に何かしらの施策を施さないとドンドンとアヘンも入って来ます。

隣国からチェンマイに持ち込まれる覚せい剤は、200万錠~300万錠に達していると言われ、学生間での薬物汚染が広がる
ことが懸念されます。覚せい剤流入の増加の理由もバンコク都市での需要増とも聞きます。

06年のクーデターから暫定政権・マサッ旧政権・現ソムチャイ政権と、ここ数年政権が落ち着かず政治の混迷の隙間を狙って
薬物組織がチョコチョコ動いているような気がしてなりません。
ソムチャイ首相!早く手を打たないと大変なことになりますよ。



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