欧米の女子ツアーにおいて、イングランドやアイルランドの海沿いにあるリンクスコースで
「古江彩香プロが日本人として初めて優勝した」というのは 意外でした。昨日からの続きです。
通常のリンクスとは、海沿いにあるリンクスと呼ばれる砂地につくったコースのこと。高い
樹木が殆どなく、強い風にさらされるのが特徴と言われています。これまで日本選手は男女共、
風が強く独特の形状の為、苦手としていましたが、その壁を古江プロが破ったことになります。
<優勝した古江プロを祝う畑岡プロ>
さて 国内外で人気者のルーキー渋野日向子プロは、どうだったでしょう? 浮き沈みが
激しかったですネ。予選落ちも多く、本人は納得いくシーズンではなかったでしょう。
が、4月の「ロッテ選手権」では2位に入り、メジャー戦でも「全英女子オープン」3位、
「シェブロン選手権」4位と、要所要所では踏ん張りました。獲得賞金も101万1,830ドル
(約1億3,660万円)に達し、賞金ランク27位に入り、来季のシード権も獲得しています。
初優勝した古江彩香プロ(29位 957,831ドル = 約1億2,931万円)より上に行きました。
<渋野プロと笹生プロは大の仲良しらしい>
日本選手で年間獲得賞金が100万ドルを超えたのは宮里藍・宮里美香・畑岡奈紗・笹生優花・
渋野日向子プロと五人目で、ルーキーイヤーでの100万ドルは、昨年の笹生優花プロに次ぎ
二人目となりました。米国で100万ドルプレーヤーになることが、今の女子プロの夢でも
あるのでしょう。古江プロは100万ドルまでに 約4万2千ドル足らず、惜しかったです。
因みに 畑岡奈紗プロは、13位で1,402,138ドル(約1億8,929万円)、笹生優花プロは 36位で
773,294ドル(1億494万円)でした。笹生プロ、36位でも1億円を超えているんですねぇ~
<岡本綾子氏、賞金女王になって胴上げされる?>
でも米国女子ツアーも時代は変わりました。35年前の1987年に岡本綾子氏(通算17勝)が
米国人以外では初となる賞金女王に輝いた年間獲得賞金は、46万6,034ドル(今のレートで
約6,291万円)ですからネ。米国への本格 挑戦7年目での栄冠でした。同時に年間最優秀
選手賞も獲得しています。10年には宮里藍さんが日本選手最多の年間5勝を挙げたものの、
賞金女王には届きませんでした。 日本人二人目の賞金女王は、難しいしょうかねぇ~
<アリヤ・ジュタヌガーン選手>
タイ国のアリヤ・ジュタヌガーン選手が大ブレイクした2016年に、メジャー戦1勝を含む
年間5勝(2,550,928ドル)して、21歳の時に賞金女王に輝いています。 タイ国から
期待されるのは、来年2月で20歳になるアタヤ・ティティクル選手でしょうネ。
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