今日から欧州ツアーとアジアツアーの共催試合「メイバンク選手権」が、マレーシアのサウジャナ
G&CCにて開幕します。 賞金総額は3百万USドル(約3億円)というビッグトーナメントです。
さすがに世界からも強豪が集まりますが、日本からも石川遼プロ初め 8人がエントリーしています。
昨年の同大会で5位タイに入った石川遼プロの予選ラウンドは、昨年覇者のシュバンカー・シャルマ
選手(インド)、海外メジャー通算4勝のアーニー・エルス選手(南アフリカ)らと回りますネ。
<昨年 5位に入った石川遼プロ>
その他、日本勢からは谷原秀人・宮里優作・池田勇太・稲森佑貴・片岡大育・川村昌弘・水野眞惟智
(しんいち)プロらが出場。タイからは今年の「SMBCシンガポールオープン」を制したジャズ・
ジェーンワタナノンド・プラヤド・マークセン・トンチャイ・ジェイディ選手ら14人が出場します。
アジアンツアーはたびたび、欧州ツアーとの共催試合が組まれていますので、賞金もポイントも高く
なります。今や日本ツアーよりもアジアンツアーの方が魅力があると言われてしまっていますよネ。
<水野眞惟智プロ>
日本勢から水野眞惟智プロという聞き慣れない選手が出場しますが、アジアンツアーの下部
ツアー(アジアン デベロップメント ツアー = ADTツアー)を主戦場にする25歳のプロです。
昨年12月のアジア下部ツアーの最終戦「PGMメイバンクADT選手権」で優勝を果たし、今大会の
出場権を手にしました。 もちろん、水野プロはプロとして初めて欧州ツアーの舞台に立ちます。
過去にADTツアーを制した日本人選手は、13年 橋爪光彦、16年 竹安俊也、17年 高橋賢の
3人だけでした。が、昨年はなんと長谷川祥平(3月のOBゴルフ招待)、比嘉一貴(4月の
BTIオープン)、新木豊(9月のPGM MNRB選手権)、水野眞惟智(12月のPGM メイバンク
ADT 選手権)の4人が優勝して、大袈裟に言えば、日本人旋風を巻き起こしていたんですヨ。
こうしてアジアの下部で頑張っている日本人選手も多くいるんですが、タイのローカルツアー
からADTツアーへ出場できるよう頑張っている選手もいます。次の機会に書きたく思います。
ただ、ADTの最終戦で優勝した水野プロはラッキーな面もありました。同大会で3日目を終え1打差の
首位。最終日は12番ホールまでプレーしたところで、その差は2打です。ですが、悪天候で中断となり
数時間後に最終ラウンドのキャンセルが決定。そして 3日目までの成績で初優勝が転がり込んだ次第。
<ラッキーな優勝の水野眞惟智プロでした>
でも優勝は優勝です。「運も実力のうち」といいますものネ。そしてADTの賞金ランキング7位に浮上し、
今季アジアンツアーの出場圏内(上位7位まで)に滑り込めました。運が良いことに、優勝したADTは、
今回の「メイバンク選手権」と同じスポンサー。よって、欧州とアジア共催のビッグイベントツアーに
出場できることになりました。 水野眞惟智プロのこと、もう少し続けたいのですが、明日に続きます。
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◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 2日目(22日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7135yd(パー72)
6位で出たトーマス・ピータース(ベルギー)が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算8アンダーの首位に浮上した。ダニー・マスリン(インドネシア)、首位で出たナチョ・エルビラ(スペイン)が1打差2位に続いた。
「70」で回った川村昌弘は通算5アンダーの11位タイにつけた。
「74」と落とした石川遼は通算1オーバーの75位タイで、カットラインに一打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。
稲森佑貴と水野眞惟智(しんいち)は通算3オーバーの99位、片岡大育は通算4オーバーの113位、谷原秀人は通算5オーバーの125位、宮里優作は通算7オーバーの135位、池田勇太は通算13オーバーの150位で予選落ちした。