なぜ 高橋賢プロが 「パナソニック オープン」 に、 日本とアジアンツアーの中から日本人で
ただ一人、アジア枠から出場できたのか? それは、今年初めにホアヒンで行なわれた
ファイナルQTにパスしたからです ・・・ 昨日からの続きです。
何度か書いていますけど、このQTは非常に狭き門なんですヨ。 今年も日本から60人前後、
20カ国以上から約650人が参戦しました。 4回に分けたファーストQTを勝ち抜いて、
ファイナルに進み、ここで40位までに入らないとシード権を得られず、枠に入らないからです。
<高橋賢プロ>
同QTには欧州や豪州、タイや韓国と強い選手もエントリーしてきますから、なかなか上位に
入ることは至難の業です。 今年、この狭き門をパスした日本人は高橋賢プロの11位タイ、
竹安俊也プロが18位、永野竜太郎プロが20位と3人だけです。 日本の賞金ランキングに
入っている選手でさえも、上位に入れなかったプロも 結構 いました。
ファイナルQTで市原プロ (59位) と今平プロ (88位) もそうでした。 その悔しさが爆発したのか
「パナソニック オープン」 では、今平周吾プロが4位、5位タイには市原弘大プロが入りましたネ。
<今平周吾プロと市原弘大プロ>
同大会はアジアンツアーとの共催ですから、上位に入ればアジアンのシード権に近づきます。今平プロは
4位で720万円を獲得し、1試合でアジアツアーの賞金ランク28位 (約65,633ドル) につけています。
さて、高橋賢プロは2012年からアジアンツアーの下部ツアーである (ADTツアー = アジアン・
デベロップメント・ツアー) に参戦しており、翌年にはADTで初優勝もしています。 環境も
待遇も厳しいADTツアーで苦労した賜物が、QT11位という戦績に繋がったのでしょうネ。
<ADTツアーで初優勝した高橋賢プロ>
ADTツアーとなると、グリーンの状態などが劣悪で 日本ツアーから見ると、まったく考えられない
くれないくらいに酷く、グリーンの中に、小さなバンカーみたいな砂地があったりしますからネ。
タイの地方やレベルの低いゴルフ場でプレーしたことのあるゴルファーならお分かりでしょう。
賞金もレギュラーツアーに比べると格段に落ちますから、転戦にかかる経費は大きな悩みの1つとか。
高橋プロも、今は拠点を日本に置き、試合があるごとに飛行機で遠征という形を取っているため、
賞金ランキングでトップ 5 くらいにならないと厳しいようです。 13年に下部ツアーで初優勝し、
ゲットした約120万円の賞金も、すべて経費に消えていたといいますからネ。
ですが、アジアンツアーのQTで自己ベストの11位に入って、下部ツアーをついに卒業しました。 今季は
初のレギュラーツアー参戦となり、シードを獲れるよう意気込んでいます。 また日本の下部ツアーにも
可能な限り出場する予定とか。 来季に日本のレギュラーツアー出場資格が得られる10位 が目標だそうです。
私らのようにタイでゴルフをしている者は、タイで アジアで 頑張っているプロゴルファーが
少しでも上にいくと嬉しくもなり、応援したくなりますよねぇ~
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